タミフルに反対してばっかりでも、あれなので、
タミフルにかわる、新型インフルエンザの対策について、
考えてみます。
まず、鳥インフルエンザから変異すると、懸念されている、
新型インフルエンザは、A型でしかおこりえないようです。
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ヒトと動物(通常は鳥類)由来のウイルス間で全遺伝子分節が
入れ替わることにより,抗原不連続変異と呼ばれるプロセスを
通じて,新たに再配列されたウイルスが生まれる。抗原不連続
変異はA型インフルエンザウイルスでのみ生じ,汎発性流行を
引き起こしている。
(メルクマニュアルより引用)
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つまり、懸念されている新型インフルエンザとは、
A型インフルエンザの一種なわけです。
A型インフルエンザであれば、薬価がタミフルの30~5分の1
程度のアマンタジン、(シンメトレル錠100mgで、69.4円)、
(後発の塩酸アマンタジン50mg錠で6.4円)でも、
タミフルと同等の予防効果が、期待できます。
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アマンタジンとリマンタジンはA型インフルエンザウイルスに
対して予防的に有効な抗ウイルス薬だが,B型インフルエンザに
対しては効果がない。両方とも100mg経口1日2回を用いる。
(メルクマニュアルより引用)
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ただし、アマンタジンやリマンタジンに新型インフルエンザが
耐性をもっている場合は、使えないという事情はあります。
もっとも、それはタミフルの場合も、同じですけれど・・・。
また、インフルエンザの死者は、インフルエンザそのものよりも、
合併症として生じる、肺炎・気管支炎などに由来することが
多く、インフルエンザ単独の場合は、ほうっておいても、
ほぼ完治するようです。
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予後
健康な人ですら,急性疾患後数週間は肺クリアランスと
換気に機能異常を示すが,合併症のないインフルエンザは
まず間違いなく回復する。
(メルクマニュアルより引用)
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合併症に注意していれば、厚生労働省が
あおっているほど
新型インフルエンザを恐れる必要は、
ないんじゃないでしょうか?
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治療
ほとんどの患者に対して治療は対症的である。患者は
休息と水分を十分に取るべきである。急性で合併症のない
インフルエンザの症状が激しい場合には,抗インフルエンザ
化学療法,解熱薬,そして鎮痛薬が役立つ。
アマンタジンとリマンタジンは,合併症のないA型インフル
エンザ,またはおそらくウイルス性肺炎でも早期に投与すれば,
発熱および呼吸器症状に効果がある。いずれか一方の薬に
耐性があると,両方とも効かなくなる。耐性株は広がって
いない。リバビリン(265章「ウイルス感染症」の
「RSウイルス感染症」参照)を成人なら大量経口投与,
小児ならエアゾルで早期に投与すると,A型またはB型感染で
発熱期間を短縮し,ウイルスの排出を減らせる。また,
一次性インフルエンザ性肺炎の経過を改善させることが
報告されている。
成人の場合は,アスピリン600mgまたはアセトアミノフェン
650mgを経口4時間毎投与してもよい。小児の場合,アスピリンは
ライ症候群の危険性を増大させるため,アセトアミノフェンのみ
(10~15mg/kgを4~6時間毎,24時間当たり5回を超えないこと)
を勧めるべきである。
鼻づまりを軽減するには,鼻のうっ血除去薬(表162-3参照)を
一時的に使用してもよい。蒸気吸入は呼吸器症状を軽減し,
粘膜の乾燥や乾性分泌物の不快感をある程度防ぐ。
呼吸器症状の治療は,あまり重くない症例では不必要であろう。
細菌性感染の併発には適切な抗生物質が必要である。
(メルクマニュアルより引用)
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アセトアミノフェンの薬価は、カロナール300で、
10.3円です。一日に3000mg投与したとしても、
103円ですみます。
ちなみに、タミフルの薬価は一日分で755.4円です。
対症療法は、アセトアミノフェン等でおこない、余ったお金を、
インフルエンザ流行型の同定、ワクチンの作成に、回した方が、
感染者数の拡大を減らせると思うのですが、間違いでしょうか?
私は、タミフルを常備するよりも、安いアセトアミノフェンを
常備して、ワクチンの作成にお金を回したほうが、いいと
思うのだけど・・・。
(もっとも、日本国内では、アセトアミノフェンの一日使用
上限が1500mgに制限されているという話も聞きます。
根拠は不明ですけれど。)
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さらに、現状、タミフルは、新型インフルエンザと、関わりなく
使われていますが、いざ新型インフルエンザが流行した時に、
新型インフルエンザが、タミフル耐性ウィルスになっていたら、
どうするのでしょう?
タミフルという、高価なお薬、本当に必要なのでしょうか?
2500万人分の備蓄、本当に有効なのでしょうか?
なんどもいうように、私は、感染拡大の防止にお金を
使う方が、有意義だと思います。
感染者数、薬害問題、薬価、あらゆる意味で、
タミフルにお金を使うよりも、感染拡大の防止に
お金を回した方が、いいと思うのだけれど・・・。
引用箇所は、すべてメルクマニュアル(第17版 日本語版)
によります。興味のある方はどうぞ。
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