プチプチ幻想
無機質な崩壊って、
心地よいものだ。
プチプチシートの
プチプチも
火球が壊れる火の花も
流水が壊れる滝壺も
心地よさと美しさをもたらしてくれる。
だから、きっと美しい。
ひと吹き、百個のシャボン玉。
キラキラ世界を映し出し
指を鳴らすとすべて壊れる。
宙に舞いあがる、キラキラのかけらが、
風に解けて消えていく。
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無機質な崩壊って、
心地よいものだ。
プチプチシートの
プチプチも
火球が壊れる火の花も
流水が壊れる滝壺も
心地よさと美しさをもたらしてくれる。
だから、きっと美しい。
ひと吹き、百個のシャボン玉。
キラキラ世界を映し出し
指を鳴らすとすべて壊れる。
宙に舞いあがる、キラキラのかけらが、
風に解けて消えていく。
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蝉はひと夏中鳴き続けるけれど、
鳴いている蝉は、
一週間足らずの命。
そんなことを想いながら、
ふと、木を見あげたら、
あまり心地よくない音を立て、
ズシャリと蝉が落ちてきた。
羽は散り、ジーという音も、振動も、
みるみる弱くなっていく。
アスファルトにふるえる羽をこすりつけ、
必死に何かに抗っている。
一週間足らずと思った命さえ、
唐突に終わることもある。
幻想的なほど、もろく儚い日常を、
だからこそ、大切にしたい。
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都会のはずれの大森林
ひんやりした空気に
葉をくぐる偏光。
森の奥には小さな滝が
小川に清冽な水を送る。
蒸留水を思わせる澄んだ水の小川では
シマリスが木の実をひろい
青い鳥が清流を啄む
耳を澄ませば鳥の声。
小動物たちの足音。
そこは、森林公園。
たくさんの自然と、ほんの少しの人の手が
創り出した、
小さな楽園。
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ぶあつい雲の向こうには、
雲一つない青空。
やまない雨の向こうには、
空にかかる大きな虹。
深い海の向こうには、
色鮮やかな珊瑚礁。
真っ暗夜空の向こうには、
無数に瞬く、月と星。
不機嫌そうな顔の向こうには、
照れ隠しの君の笑顔。
つらい思いの向こうには、
きっと、…幸せな未来。
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ある夏の朝、花を集めて、
色とりどりの庭園を造った。
多くの人がそれを、
見て色々なことを言ってった。
金色の庭園は。
金色の庭園は、花の色を霞ませた。
とても華美ではあったけど、
ほとんどの人が、すぐに忘れた。
銀色の庭園は。
銀色の庭園は、花の色を反射した。
ギラついた、その風景は、
多くの人を、うんざりさせた。
石畳色の庭園は。
石畳色の庭園は、とても質素で無難だった。
半分の人が感動し、
半分の人は、つまらないと言った。
空色の庭園は。
空色の庭園は、あらゆる花がとても映えた。
鮮烈なその光景は、多くの人の心を晴らした。
雲色の庭園は。
雲色の庭園は、晴れた空へプカリと浮かぶ。
みんなの心に高く昇って、
そうしてどこかへ飛んでった。
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ただ暑いよりも、
蒸し暑いは、つらい。
熱気が体にまとわりつくし、
なによりべたつくのが、うっとおしい。
圧倒的に太い、夏の日光の光束で
蜃気楼が立つほどに熱せられたアスファルト。
水が一瞬で消し飛ぶほどに、
暑くなった大地。
熱したフライパンなような地面で、
すべてを空に返してしまいたい。
じゅっ!と。
それこそ、一瞬で。
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種を蒔いたけど芽が出ません。
焦らずじっと待ちましょう。
水をあげたけど育ちません。
焦らずじっと待ちましょう。
丈は伸びたけど花が咲きません。
焦らずじっと待ちましょう。
花は咲いたけど実ができません。
焦らずじっと待ちましょう。
実ができたけど、待った方がいいですか?
実が落ち朽ちて、種が地に落ちるまで…、
じっとじっと待ちましょう。
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あるところに、
片翼を折られた天使がいた。
翼は、もう治らない。
天使は絶望し、空を飛ぶものたちをみて、
羨み、憎み、嫉妬した。
運命を呪い、
やがて、天使は悪魔になった。
あるところに、
両翼を折られた天使がいた。
翼は、もう治らない。
空を飛び回ることはできなくなったけど、
天使は絶望しなかった。
「足があれば、歩くことはできる。」
そのことを、知っていたから。
苦労は、したけれど、
誰も恨まず、誰も妬まず、
やがて、天使は人間になった。
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美しい木彫りの台座に挟まれた、
ガラス製の器。
その、ほのかに温かい器を傾けると、
ガラスの中で、聞き取れないほど
僅かな音をたてて、
海岸色の砂が、サラサラと
下に流れてく。
高級品の威圧感も、
心を追い立てる、正確さも、
不安を煽る秒針の音もなく、
静かに、ただ静かに、
時の流れを魅せる。
それは、とても廉価な、砂時計。
いまや、誰も見向きもしない、
忘れ去られた、砂時計。
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たとえ、空がどんよりと、
灰色の手をひろげていても、
降りてくる雪は、いつだって透明。
美しい結晶の集合は、
いずれ、ほどけて、空へと還る。
たとえ、気分が曇っていても、
外にでる言葉は、いつだって透明。
そういう自分で、いられたら、
心の氷も、いずれは、とける。
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頑張れるときは、いいけれど…。
頑張れないときは、無理をしたらダメだよ。
できる最大限のことをやったら、
身を潜めて、休むんだ。
次の手は、
休んでから、考えればいい。
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薄暗がりの雲間には、
太陽が、サッと顔をだす。
風のとまった、昼間には、
小さな命が、動きだす。
たまり、残った、路上の雨は、
凍ることなく、消えてった。
風は、まだまだ冷たいけれど、
日は確実に、のびていた。
初春。
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一度すべてを壊して、
はじめからやり直したくなる
ことがある。
辛い記憶も、汚れた心も、
なにもかも振り払って、
シンプルな自分を再構成するのだ。
ろくなことのない、一年だったものたちにとって、
追い風の吹くような、新年になるように。
強い意志で、せめて想いだけでも再構成しよう。
そして、全くあたらしい、すてきな年を、
自らその手で、切り拓くのだ。
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気がつけば、いつのまにか、
隅に追いやられている。
無力感につつまれて、
ちからのぬきかたを、すっかり忘れていた。
羽毛よりも柔らかく、竹よりもしなやかに。
過去は知識、未来は虚構。
大丈夫、切り抜ける方法は、きっとある。
ちからをぬいて、迎えよう。
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睡眠時間、その他もろもろを削ったら、
一日って、すごく短い。
一週間は、七日しかないし、
一ヶ月は、四週しかない。
この時期になると、一年がとても短く
感じるけれど、
よく考えたら、あたりまえのことなのだ。
積極的に、思い出をつくろう。
意識して、思い出をつくるんだ。
春には春の、夏には夏の、
秋には秋の、冬には冬の、
こころ温まるような、思い出を。
そうしなければ、人生はあっという間。
きっと、無為に過ごしてしまうから…。
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空をみあげている君の
心を哀しくする夕陽。
君にみせずに、すむように、
空はわらって、泣いていた。
つらいことがありすぎて
涙の枯れた君のため、
ずっと君を見てたから
空はかわりに、泣いていた。
心傷つけるすべてから、
君をつつみ、かばうよう、
君に笑顔が戻るまで
空はかわりに、泣いていた。
君をつつんで、泣いていた。
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・責務放棄・人命軽視
ベルトコンベアのように死刑執行 -10点
・テロ支援宣言
友人の友人はアルカイダ -10点
バリ島中心部に行くなとアドバイス -20点
・見苦しい言い訳
アルカイダとの確証はない -10点
人づてに聞いたこと -10点
本当のことを言っちゃいかんのか? -10点
国際社会に影響を与えると思わない -10点
・スパイ宣言
秘書時代、天丼や鰻重でペンタゴンに
情報を売った -20点
あの~、貝殻に名前を書いて、投げてもいいですか?
-鳩山法相
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夜空に、光る雨が、
サラサラサラと、
降っていた。
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あらゆる埃を、流し去り、
澄みきった雨が降っていた。
薄墨色の夜空から、
星明かりをつかまえて。
雨は、空に輝いていた。
______________________________________________________
ただ、綺麗だと、思った。
だから、
傘を置き、みつめていた。
誰の涙でもない、
美しい雨を。
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何ひとつ、手にいれられないまま、
傷ついて、膝をつくことだってあるさ。
格好悪くても、かまわない。
まだ、たちあがれるのなら、
ふらふらでも、よれよれでも、
たちあがって、前へ!
君のまなざしは、誰かをうらやむための
ものじゃない。
一直線に目標を、
みすえるためのものだ。
君のその手は、誰かをたたえるための
ものじゃない。
いつか、その手で、
成果を、つかみとるためのものだ。
求めよ!
手にいれるのだ!
あたりまえのしあわせを。
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とある砂丘のはじっこに、
禁断の果実が実る、
大きな木がある。
一口、それを口に含めば、
ビリッと痺れるような感覚の後、
ほんの一時、苦みのような味がひろがって、
えもいわれぬ芳香が、
脳を、不思議なイメージで染める。
食べるごとに、大切なものを失う禁断の果実。
果実を、たらふく食べた後、
満足げに帰る人。
なにもかも忘れ、ひたすら
禁断の果実を、むさぼり続ける人。
それを遠目に眺める人。
様々な人がいるけれど。
だけど
最後までむさぼり続けたものこそが
しあわせなんじゃないかって、
ときどき、思うんだ。
少なくとも、
遠くから、それを眺める生き方は、
全く、しあわせでは、ないから。
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「生きる」ということは、
目的を持つということだ。
いかに、取り繕っても、
目的を持つことをやめたなら、
それはただ、そこにあるだけだ。
そのあり方は、意志無き無機物と
同然である。
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北半球と南半球が、逆さまに回転したら、
きっと楽しいんじゃないかなぁ~?
赤道直下は、回転の衝突で、
大きな渦ができるけど、
そこでは、空は、毎日快晴。
反対に、
極付近は、万年曇りで、
氷が溶けだすこともない。
南半球では、
1年は、12月31日から、1日づつ減っていき、
1日は、23:59分から、カウントダウン。
太陽は、西から昇って、東へ沈む。
人は夕方起きだして、
早朝になるとねむりにつく。
北半球とは、全く違った毎日が、繰り広げられるのだ。
-6月15日、12時ちょうどには、
世界中の人が、同じ時間を過ごせることを祝って、
地球全体で、盛大なパーティーが開かれる。
パーティーは、きっと原始的で、
地球上の、ほかのどんな祭りより、
心のかよったものになる。
お酒のはいった頭で、
そんなことを考えた。
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やわらかい日射しは
地上に住まう、ものの、
ために…。
涼やかな風は、
願いをはこぶ。
ひるべには、
みなぎる心と、
幸せを。
ゆうべには、
解かれる想いと、
喜びを。
よるべには、
安らかな眠りと、
平穏を。
あしたには、
健やかな目覚めと、
活力を。
力強い、祈りとともに、
秋風の歌が、こだまする。
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ある、お店の窓際で、
火照った頬を、
ふくらませている、
テーブルの上の、ほおずきは、
梅雨明け前に、すっかりと、
姿をオレンジ色にかえると、
夏のあいだ中、少しも変わることなく、
じっと、そこに、あり続けていた。
やがて、風の向きが変わる頃、
あいかわらず、ほおずきは、
そこで、オレンジ色をしていたけれど、
ある日、ころり、と、赤い実を
テーブルの下に、転がした。
その実は、ころころ転がって
お店の片隅で、朽ち果てた。
やがて、秋も深まると、
その木を見る人は、いなくなり、
そうして、冬には、枯れていた。
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地面から、湯気が沸きたつほど、
コンクリートで覆われた、
街の大地は、暑そうだから。
10000mの上空から、
涼しい風をたくさん含む、
冷たい雨を、おくります。
どうか、ぬるくならないように。
どうか、台風にならないように。
そんな願いをこめながら。
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”赤君が、被災地に送るための募金を、
使いこんじゃったみたい。”
”なんとか還元水に、使ったじゃないかな?”
そんな噂が、学級会で、とりあげられた。
そしたら、赤君は、急に学校を欠席し、
次に学校にきたとき、顔に大きなバンソーコーを
2つも、つけてきた。
どうしたの?って、きいても、
「学校で怪我した訳じゃない」、なんて、
とんちんかんなことをいい、
あげく、
水道水を、使わざるをえなくなったから、
「肌が、かぶれたのかもしれない」
だって…。
”かぶれたか、どうかぐらい、
自分で、わかろうよ。”
結局、
バンソーコーの下は、にきびだった。
そして、次の学級会のとき、
彼は、こんなふうに謝った。
「あてつけみたいなことをして、
ごめんなさい。」って。
それはべつに、どうでもいいけど…。
ねぇ、「使い込んじゃって、ごめんなさい」は?
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一緒にいった、誰に聞いても
そんな絵は、なかった。
というのだけれど・・・
美術館の、かたすみに、
みょうに気になる、絵があった。
無造作に、たてかけられた
大きな額縁。
そこには、
こんな姿が、描かれていた。
______________________________________________________
夜の世界に君臨する
禍々しい、いでたち。
駆ける、巨大な鋼鉄の馬が
逃げ惑う群集を、木っ端みじんに
蹴散らして、
牽く、銀のぶあつい車輪が、
建造物を、踏み砕く。
川を飛び越え、町を蹂躙する
その凶躯!
月光に浮かぶ、黒の甲冑。
ひるがえる、血染めのローブ。
鎧からのぞく、苔むす骸骨。
頭に頂く、金の冠。
巨大な鎌を振りかぶる。
一振りで、見える全てを刈り払う
そんな鎌で、
いったい何を、刈ろうというのか?
______________________________________________________
気になり、題を見たけれど、
題は、かすれて読めなかった。
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過剰な期待にこたえようと
摩耗していく毎日。
いろいろなものに
押しつぶされそうになる。
重すぎて、身動きとれなく
なったときは、
誇りだけを握りしめ、
他はすべて置いていこう。
プレッシャーとか、期待とか、
そういうものは、置いていこう。
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地球儀に、
シャワーで、水をかけてみた。
空高くから、降りそそぐ水は、
雨というより、むしろ滝。
雨も、雲の中にいた、かみなり様も、
膨大な水に、流される。
雨雲なんて、一瞬さ。
降りそそぐ海は、
さながら、小さな水たまり。
あっという間にいっぱいになって、
みるみる星ごと、流される。
地球儀が、ぴかぴかになる頃には、
きっと、心も洗われているから。
水量を、めいっぱいまであげて、
シャワーで水を、かけましょう。
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ちいさいころ、
あんなに、おいしかったものの「味」が、
まるで、わからなくなるように。
それまで、感じられた、
どんなものを、とおしても、
まったくといっていい程、
情動が生じない。
きっと、感情の保存量が、
いっぱいになっているのだろう。
臨界量のうつわに、
それ以上、水をそそいでも、
波は、いっこうに、たつことがなく、
そそいだ分だけ、ながれおちるように。
こころの波は、もう、立つことがない。
水をこぼせば、感動が戻るということは、
わかっているのだけれど、
それは、少し違う気がして、
こころの器を拡げることにした。
鈍感になるのではなく、
許容できるようになることを
選ぼうと思った。
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小さな山があった。
鳴動する、その山を
中心において、
山を信仰する者たちの
文明が生まれた。
地震と、生け贄が、
結びつけられるように
なった頃、
山は、火山としての活動を
再開した。
村落の人々は、
生け贄を欠いたことで、
山が怒ったのだと信じ、
逃げることなく、
火山に祈り続けた。
そうして・・・。
爆音と共に、赤熱する溶岩が、
悔いる人々を、
ひといきに飲み干した。
小さな村落が、火の海に沈むのに、
さほど、時間はかからなかっただろう。
マグマは、やがて冷め、
長い時間をかけて黒炭の大山を、
形作った。
これが、はじまりの千年。
やがて、山の火山活動が、
休眠状態に、はいると、
黒灰で、できた台地にも、
種子がとび、鳥が降り、
獣が集って、
豊かな林を持つ
大きな台地が、できた。
自然と動物たちの楽園。
未踏の林地が、そこにあった。
これが、つぎの千年。
その間にも、人は、ふえ、
都市が、どんどん
発展するにつれ、
それまで、動物たちの
楽園だった、この山に、
人の手が入るようになった。
山は、切り崩され、
いきものたちは、
山を追われ、
ここに、大きな観光都市が
つくられた。
これが、いまの千年。
次の千年は、
どんな千年になるだろう?
眠る火山が、都市を火の海で、
飲み込むだろうか?
高くなった海面が、山ごと、都市を
飲み込むだろうか?
灰で作られた緩い台地が、
大崩落を起こすだろうか?
いずれにしても、
次の千年は、滅びの千年に
なると予想されている。
歴史は、常に、誕生と衰亡を、
繰り返すのだ。
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違います。
私は、几帳面では、ないのです。
安心して、忘れられるように、
懸案事項を手帳に、記すのです。
そうしないと、そのことばかり、
考えてしまうから・・・。
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大輪の美しい花が、光のさすほうに、
手をのばすように、咲いている。
それをみて、
葉緑素がどうとか、
ミトコンドリアがどうとか、
遺伝子がどうとか、
そんなふうに考えるのは、
やめよう。
それは、きっと、世の中を
つまらないものに、
してしまうから。
そんな話は、あっちにおいて、
花が自分の意志で、
光を求めているって、考えたら、
もっと、いろいろなことが
楽しくなる気がする。
世の中が、楽しいかどうかは、
考え方次第。
そう思うよ。
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南極ペンギン国・内閣府公布
第700510号
本資料の目的は、記者協定に加盟する
マスメディア各位に対し、報道管制の要請を
提案するものである。
__________________________________________________________
バイオエタノールの、環境改善効果は、植林等の
本格的な環境対策に比べて、極めて小さい。
これは、バイオエタノールによる環境対策が、
本質的なものでなく、協定によって定められた、
二次的なもの、いわば、机上の空論である
ためである。
__________________________________________________________
バイオエタノール(以下バイオ燃料と呼称する)は、
環境対策のために、圧縮比を高める工夫を
施された、昨今の車両用エンジンにとって、
エンジン出力の低下をもたらす。
また、バイオ燃料はガソリンに比べ、燃焼効率が
悪く、燃費が悪化することにより、かえってガソリンが
多く消費されるという懸念もあるため、環境に対する
有益性には、疑問が残る。
__________________________________________________________
さらに、バイオ燃料を生産するには、田畑に、
燃料用の作物を、作付けする必要があり、
これが、本来、野菜を作るための田畑を圧迫して、
野菜価格の高騰、植物性油類の高騰、
また、植物性油類・植物性加工品を利用する
食品価格の高騰を招く。
__________________________________________________________
しかし、京都議定書の約定を遵守し、政府としての
面子を保つためには、バイオ燃料の推進は
必要不可欠である。
バイオ燃料は、環境にとって無益であるうえ、国民に
とっては、損害をもたらすものでしかないため、
その推進は、可能な限り秘密裏にすすめる必要がある。
これが、マスメディア各位に対する、報道管制要請を
提案する理由である。
__________________________________________________________
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まったく、最近の連中ときたら、
神経を疑うよ。
昔は、夏でも、エアコンなんて、使わなかったもんさ。
ところが、最近は、どうだい。
ちょいと暑いと、すぐに、エアコンをつけてさ。
季節感がなくて、困るったら、ないよ。
エアコンのおかげで冬眠、起床のくりかえしさ。
冬眠できない、ヒトスジねえさんは、家に住むことを
あきらめて、外で暮らしてるって、話じゃないか。
ひどい話だよ、全く。
そのうえ、最近じゃあ、寒さを武器にした、
殺傷兵器まで、あるっていうじゃないか。
なんて、非人道的な国になっちまったんだい、
この国は・・・。
物騒な世の中に、なったもんだよ。はぁ~。
以上、ペンギン放送24時・みなおされる蚊の人権より、
アカイエカさんのコメントでした。
__________________________________________________________
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世界を一色のペンキで、塗りつぶせるとしたら、
何色のペンキを使いますか?
あらゆるものを抹消する、
凶暴な白を塗りますか?
深い黒で、世界を闇に落としますか?
金色で、あたりに、光をもたらしますか?
銀色で、世界のすべてを、拒絶しますか?
セピア色で、すべてを過去に送りますか?
それとも、
緑色で、減った木々を隠しましょうか?
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空が透きとおるほど、晴れたら、
街はずれの公園にいこう。
入り口には、咲き誇る、
大きな八重桜。
歩を進めると、藤のトンネルが
風に揺れて、手招きをしている。
紫色の藤、隙間を
くぐり抜ける太陽。
キラキラの光が、
ステンドグラスのように
地面に映る。
風の音を聞きながら、
藤のトンネルを越えれば、
無数の花々が、笑顔で迎えてくれる。
おもうままに、花々をながめたら、
ふかふかの芝生の小山に寝ころんで、
雲をみながら、のんびりしよう。
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つぎはぎだらけの段ボール。
人をまもるには、あまりに頼りなく、
水をかければ、簡単に穴があく。
つぎはぎだらけの段ボール。
国は、企業に、競争という名の水をわたし、
企業は、段ボールに水をかける。
無数に穴のあいた、つぎはぎだらけの段ボール。
それは、法律。
つぎはぎだらけで、穴だらけ。
醜く、滑稽、あまりに無様。
そして・・・、
「段ボール製に、するように」、と、
無能な、作り手に頼むのは、
自ら、犠牲者のふりをして、
段ボールに水をかける、
議員とべったり癒着した企業。
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親愛なる、
水瓶の中の猫君。
先生とよばれる仕事が、気楽そうに見えるのは、
どこの世界も、そう、かわらないらしいね。
赤ら顔で、遅れて出勤。
机で眠り、ときどき思いついたように
奇声をあげる。
こんな調子で、つとまるならば、
我らにも、つとまらぬことは、ないようだ。
ああ、時候の挨拶が、まだだったね。
桜も見頃な、今日この頃。
今、こちらは、選挙の話題で持ちきりだ。
コマーシャリズムの発達で、
泡沫候補に、スポットライトが、
あたるようになったから、
君が知るころよりも、ある意味で、
少しばかり、こちらの世界の
選挙システムは、ノーマライズされた。
予測できなくなった、浮動票の行方に
管理側は、戦々恐々だろうが、
これは、一寸した快挙と言っていい。
とはいえ、これは、「彼らの民主主義」を
脅かすファクターに、なり得るから、
遺憾だけど、次の国会あたり、なんらかの
法規制が、なされるだろう。
そうそう、今回の書簡は、
「彼らの民主主義」について、
以前、君の先生が、語っていたことを、
思いだしたから、書いたのだった。
本題を、忘れてしまいがちなのが、
僕自身、自覚する、
僕の悪いところだ。
「彼らの民主主義」、というのは、
なんといえばいいのかな、
あいまいなグループ意識の上に
成り立つ民主主義。
そう、端的に言えば、こちらの世界では、
いまもって、個人主義が、確立していないんだ。
最近、「個性尊重」なんて言葉が、
聞かれるようになってきては、いるが、
裏を返せば、これは、個人主義が未だに
社会に浸透していない、証でもある。
君には、信じがたいことかもしれないが、
こちらでは、「協調性」なんて言葉が、
100年前の意味のまま、
もてはやされているんだよ。
外国で、こんな話をしたら、
いったい君はどこからきたのかと、
興味深く尋ねられたり、
あるいは、特定の土地環境が生み出す思想を
くみあげて、出身地を的確に
言い当てられたり、するかもしれないね。
とにかく、僕の住む世界は、
君の先生が、見てきた世界よりも、
150年分は、遅れている。
少なくとも、社会システムの話に限れば、
150年は、遅れてる。
悔しいが、事実だよ。
本来、人が10人いたら、10の意志があり、
10の意志から、多数を選ぶのが
本質的な意味での、民主主義のはずだ、
ところが、こちらでは、10のうち、
2・3の漠としたグループ意識が、
グループのでっちあげた絵空事に、
票を入れるのが、「民主主義」なのだ。
理解不能、かもしれないね。
それのどこが、民主主義なのか?と。
僕にも、正直、よくわからないが、
とにかくこちらでは、それを民主主義という。
天下り、官製談合、組織票。
そんなところに、民主主義があるものか。
個人の意志が、無視された民主主義。
グループの意志が、平然と流通する民主主義。
外国の猫相手なら、笑いがとれそうな話だが、
そうだな、君の先生には、この話は、
ふせておく方がよかろう。
さっするに、このことは、
先生の胃痛を、悪化させるに、
十分な話だろうからね。
「先生の懸念は、正しい。」
これが、僕の実感だ。
もっとも、猫科と人間の意志疎通は、
はなはだ困難、というのが、
日頃の君の主張だったから、
先生の件は、無用の心配かもしれないな。
長くなってしまったね。
いずれ、また、折を見て、書簡を送ろう。
追記
水瓶で、溺れかけたというのは、
本当かい?
酒と、マタタビには、
十分、気をつけたまえ。
君を敬愛する、洋上の猫より。
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「抽象的なもの」に、形を与えて、
たたき直すことのできる装置が、
開発されました。
現在、モニター募集中です。
使い方は、簡単。
このグローブを、はめて、
たたくだけです。
ゆがんだ社会システムを、
特定のものに肩入れする法律を、
差別や偏見を、
茶番劇を、
たてまえを、
破裂しそうな感情を、
形のないものなら、
どんなものでも、
たたいて、直すことが可能です。
いかがでしょう?
グローブはめて、ばしーんと。
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大きな大きな月の下、
桜は、いっせいに、花を咲かす。
月下にそびえる、桜の花は、
その日、妙に赤かった。
強く、吹き荒れる春風に、
幼い命の、爆ぜる音が、
ミシリ、ミシリと、
いりまじる。
地中の命を、根こそぎ奪い、
桜は、花を染めあげる。
花の、ひとひら、ひとひらに、
命と想いが、こもっていた。
ちりゆく花の、ひとひらに、
命と想いが、こめられていた。
だから、儚く美しい。赤い夜桜。
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体の中で
何かが、じわっとひろがった
違和感がある。
かすかにする頭痛、
息苦しさと、
猛烈な気持ち悪さ。
動くことが、できない。
うずくまって、やりすごすしかない。
イヤな汗が流れる。
悪寒がする。
両手両足が、すごい勢いで冷えていく。
急激に手足がつめたくなる。
身体の感覚が薄れ、
うずくまり、
冷や汗を流すしかない。
もう、頭痛も、
苦しさもわからない。
認識できるのは、動いた瞬間の
わずかな気持ち悪さだけ。
苦しみ・痛みが知覚できない、
切迫した状況。
薄れた感覚の中で残っていた、
気持ち悪さも、やがて薄れ、
最後まで残るのは、
細胞のひとつひとつが、
現状にあらがおうとする状態。
自意識外で、生きようとする細胞の意志。
自分が生かされているという感覚だった。
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40分で、2キロやせる、
原因不明の奇病が、
世界中に、蔓延した。
対抗手段は、1時間に
3リットルの水を飲むこと。
水を、飲み続けなければ、
どんどん、身体がやつれていく。
飲み水に、溺れる人、
体重がなくなり、消失する人。
みるみるうちに、
世界中の人口が、一気に減った。
生き残っても、最後には、水不足。
いっけん、なんでもなさそうなことが、
想像を絶する、災害になった。
災害以外の何ものでもなかった。
__________________________________________________________
渡り鳥に
聞いたんだけど・・・。
おひさまの光と、
おいしいものが、
元気をつくる、材料に
なってるんだって。
__________________________________________________________
目が覚めたら、
爽やかな光を、
おもいっきりあびて、
新鮮な空気を、吸ってみよう。
それから、時間に、
よゆうをもって、
おいしいものを、しっかり食べよう。
そうすれば・・・、
外にでる頃には、
きっと、元気が、
わきでてる、はずだよ。
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メロンパンを割ったら、
大きなメロンが、
転がりおちた。
大きな大きなそのメロンは、
部屋一面に、フレッシュな香りを残して、
遠くへ、ころころ、
転がっていった。
うぐいすぱんを割ったら、
なかから、ウグイスが、
とびだした。
肩のうえで、ひとしきりさえずった後、
ウグイスは、どこかへ飛んでいった。
あつまった、ともだちは、
わいわい、話しながら、
鍋の中に、カニパンを、
トプン、トプンと、
沈めている。
中からカニが、顔をだしたら、
おいしい、カニ鍋が、
できるだろう。
私は・・・、
鍋をみつめる友のよこで、
チョコレートパンを、割りひらいた。
中から
トロリ。
香ばしいチョコレートクリームが、
顔をだした。
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病弱な少年がいた。
彼は、窓から人々をながめては、
「いつの日か、自分も
誰かの役に、たちたい」
と思っていた。
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現実の世界では、
それは、もはや、叶わぬ夢に
なってしまったけれど、
「せめて、夢の世界では、
誰かの役に立ちたてますように」と、
こときれる、最期の瞬間、
彼は、強く、そう願った。
__________________________________________________________
彼が、夢の世界で、
悪夢を、楽しい夢に、かえることを
日課とするようになってから、
どれくらいの月日が、流れただろうか?
__________________________________________________________
その日、彼は、夢の世界で、
とても悲しい目をした
王女に、であった。
__________________________________________________________
彼は、現実に絶望していた、
王女を、勇気づけ、
王女が、夢の世界から抜け出せるように、と
力を尽くした。
__________________________________________________________
しかし、彼のおこないは、
実を、結ばなかった。
現実は、いつも、暗い思惑で彩られ、
悪夢は、永劫、つきることがない。
思えば、彼の願いは、
ただの一度も、
叶ったことが、なかったのだ。
__________________________________________________________
王女は、孤独から救ってくれた
少年を求めて、
醒めることのない、
夢の世界へと堕ちる。
少年は、叶えられなかった
願いを、追いもとめて、
夢の世界を、一人さまよう。
__________________________________________________________
やがて、悪夢に毒されて、
姿を、みにくい化け物に
かえる・・・。
その、あわれな少年は、
名を、バクといった。
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ひらり、ひらりと、風にのる、
やまぶき色の、木の葉のように。
ふうわり、ふわりと、空を舞う、
白くかがやく、羽のように。
さらり、さらりと、水をくぐる、
銀に光る、魚のように。
するり、するりと、よどみをかわす、
キラキラきらめく、流水のように。
とまらず、流れる、
清廉な心。
くもらず、しずまぬ、
流水の心。
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くらい夜空に、
つめたい風が吹く、
冬の晩。
夜というには、まだ早い。
そんな時間の、冬の晩。
乾いた、つめたい夜空には、
あたたかい湯気が、たちのぼる。
シチューから、のぼる
しろい湯気。
スープから、のぼる
しろい湯気。
アップルパイの、
しろい湯気。
煙突から、のぼる、だんらんの、
しろくて、あたたかい、そんな湯気。
つめたい、冬の早晩に、
あたたかい湯気が、たちのぼる。
乾いた、つめたい街、つつむ・・・、
しろく、あたたかい、冬の湯気。
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明日は、明日に
すぎないけれど
それが、大晦日ならば・・・。
明日を、大きなきっかけに、できる。
あたらしい自分になる、きっかけ。
目標に近づく、きっかけ。
再び力を取り戻す、きっかけ。
元気になる、きっかけ。
あたらしく、はじめたことを、
続けることが、できたなら、
それはいつか、きっと、
大きな力になるだろう。
年末年始は、
とてもとても、
大きな、きっかけ。
利用しないのは、もったいない。
大きな、きっかけ。
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空気が、つめたくなったから、
空気の中には、
いられなくなった。
あるものは、地中にモグって
しもばしらになった。
またあるものは、ガラス越しに、
空をながめ、
帰れない悲しみを、
ガラスの曇りと、なみだに変えた。
ボクは、というと、
葉っぱの裏側によじのぼって、
太陽の光を、まっている。
もう一度、空にもどるんだ。
いずれ、雪にうまれかわって、
大きな雪だるまになる、
その日まで。
何度、地面に落ちたとしても、
あきらめたり、しない。
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寒くなったと思ったら、
また、ポカポカと、
暖かくなる。
不思議な気候の、今日このごろ。
紅く染まった、このは達も、
いつ散ろうかと、決めあぐねてる。
いつまでつづくか、しらないけれど、
つづくといいな、
こはるびより。
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月が、大きく見える晩、
海岸からは、潮が引き、
光る岩礁の道が、あらわれる。
__________________________________________________________
あしもとには、砂浜と、
キラキラと、輝く貝殻。
ずっと先のほうには、
月明かりに、青白く光る
朽ち果てた船がある。
__________________________________________________________
沖のあたりを、こえた頃、
大きな大きな岩場の影に、
珊瑚礁の宮殿が、みえた。
見たことのない、風雅な造り、
時を忘れる美しさ・・・。
__________________________________________________________
現実離れした光景に、
こころをすっかり奪われて、
目をそらせぬ程、
魅了されていることに、気づく。
得体の知れない、恐怖。
__________________________________________________________
宮殿に、立ち入ることをあきらめて、
海岸に戻ろうと、
ふり返った、
その刹那、
私は、すぅっと、かき消えた。
すでに潮は、みちていた。
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こどもの頃、
知らないことを、知ることは、
楽しいことだった。
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まだ見ぬ明日に、
こころの底から、
ワクワクしていた。
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知らないということに、
不安を感じるように
なったのは、
いつからだろう?
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見えない明日に、
恐怖を、抱くようになったのは、
いつからだろう?
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営利のために、
いたずらに、恐怖をあおる、
ニュースの毒気に、
あてられたときから?
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競争を、強いられて、
知らないということを、
恥だと、思わされるように、
なったときから?
__________________________________________________________
いつからか、
見えない未来は、ひどく不安で、
あじけのないもの、になった。
__________________________________________________________
あたらしいことを、
知ることは、
楽しいこと。
__________________________________________________________
知らないことは、
純粋に楽しめるってこと。
__________________________________________________________
見えない明日からは、
いくらでも、希望を見いだせるってこと。
__________________________________________________________
ころころ変わる、
秋の空を見ていたら、
そんな、こどもの頃の想いが、
ふと、わきあがってきた。
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こころが、真っ暗な雲に覆われて、
光が、届かなくなったから、
太陽にのぼって、
光をあつめることにした。
分厚い雲の向こうには、
広大な星空。
だけど、
「真っ暗だ」と思っていた宇宙は、
全然真っ暗では、なかった。
複雑な、深い海色の空に、
星がキラキラと瞬く。
意外なほどに、あかるい宇宙。
太陽に降りて、雲をはらすだけの
光を十分に集めたら、
宇宙船の帆をはって
太陽風で、地球に帰ろう。
意外と、あかるい空をみながら、
まっすぐに、地球に帰ろう。
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うしろに冬が、
ちらつくせいか、
淋しい気分に、なりがちの、
秋の景色。
__________________________________________________________
だけど・・・、
秋には、秋のよさがある。
__________________________________________________________
どこまでも、青い、
澄んだ空。
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視線をおろせば、
青空に映える、
黄色と、べに色の、
コントラスト豊かな、
木々。
__________________________________________________________
そして、
こころを、集中の方向へと、
向かわせる、
甘い、キンモクセイの香り。
それから、
素朴だけど、おいしくて、
どこか懐かしい、秋の味覚。
__________________________________________________________
いまだけの、楽しみだって、
きっと、たくさんあるから・・・。
__________________________________________________________
だから、いまは、楽しもう。
うつりゆく季節を。
地面を見ていた視線を、
少しあげて・・・。
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丘のうえから、街へとのびる、
かえで並木が、
北風をあびて、秋色にそまると、
陽は傾いて、街へおちた。
メープルの香りただよう、秋の丘から、
街を、見おろしている。
いまは、夕どき。
山吹色のかえで並木が、金色の夕陽へと、
真っ赤な、かえで並木が、夕焼けの空へと、
幻のように、のびていく・・・。
秋色の架け橋。
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寒かったら、
一枚よけいに着るといい。
疲れたら、肩の力をぬくといい。
冷たい雨に、
こころまで冷やす、
必要なんて、ない。
たとえ風あたりが、強くても、
自分を見失うことなく、
力をぬいて、歩けばいい。
さぁ、
一枚多く服を着て、
あったかいこころで、
でかけよう!
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信じていたものに、裏切られたり、
誰かに、ひどく傷つけられたり、
うまくいかない自分を、嘆いたり。
__________________________________________________________
ひとしれず、流れた、
たくさんの涙が、
空にのぼって、
秋晴れの空を、黒灰色に変えた。
__________________________________________________________
想いが、空を曇らせるなら、
涙から、うまれたあの雲が、
雨となって、流れきるよう、
黒灰色の空に、いのろう。
__________________________________________________________
空が、すがすがしく、晴れる時には、
みんなに笑顔が、もどるように。
__________________________________________________________
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絹糸のように、細い、
石英色の雨が、あがり、
にび色の空は、銀色に光る。
陽が傾きかける頃には、
まばゆい金の光をたたえる、
茜色の空が、
まだあおい、銀杏の木を、
紅葉色に、そめるだろう。
色あざやかな、丘の秋。
街の喧噪も、いまは、ない。
とても、静かな、丘の秋。
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秋風が、元気をはこぶ。
雨あがりの、銀色の空から、
木々をくぐり抜ける、一陣の風。
秋風が、落ち着きをはこぶ。
高い空から、さえぎるものなく
てりそそぐ、日射しに、
ほてった体を、やさしく冷やす。
怒りも、嘆きも、焦燥も、
吹き抜ける風が、すべてをもっていく。
大地のあらゆる熱を奪い、
安息の秋をつれてくる、
秋風。
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ねむけが、大きなうねりとなって、
あらゆる思念を飲み込んだ。
巨大な奔流が、
構成したイメージを、
ことごとく、押し流してしまう。
その姿は、海のようで・・・。
ひっしに、あしもとにあった杭に、
しがみつくけれど、
鳴動する、大波に、
流されてしまうのは、時間の問題。
とぎれがちになる意識の中で、
ボクは、最後の幻想を結ぶ。
怖い。
時間を無意義に過ごすことが、
いまは、ひどく怖い。
__________________________________________________________
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安静なこころで
防ぎきれない重圧は、
強い気力で、
振り払うしかない。
体中に意識を集中して、
冷え切ったこころに、
火をいれよう。
きらめく朝日。
少し冷たい風を、
体中に送り込めば、
指の先まで、
完全に目覚める。
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過去の失敗。
不確定な未来。
どうにもならない、
ゆううつな問題。
考えても、仕方のないことなのに。
考えて、悩んで、たちどまってる。
「群体の価値観は、捨てて、
個体の価値観で、世界を見よう。」
そう決めたのに、
いまも、まわりの目を気にしてる。
もどかしくて、くるおしくて、
うわついている。
どうして、こんなに、こころが、
不安定なんだろう?
どうして、こんなに不安定なんだろう?
どうして、不安定なんだろう?
どうして、不安なんだろう?
不安?
どうして、?
どうしt、
どうsh
どus
do
・
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ぼんやり空を見あげると、
一面が星空。
足もとを見ると、灰色で硬い土が、
ぼんやり銀のひかりを浮かべながら、
遠くまで、広がっている。
みわたす限りの銀世界。
生命のない、
とてもさみしい、
銀世界。
手を休めて、空をみる。
太陽の影に、入ったときでさえも、
陸の形を、誇示するように、
明るく光を放つ、
あの、大きな、青い星は、
とても綺麗。
いのちあふれるあの星に、
憧憬の想いを抱く。
中秋の月面で、
私は、ひとり、お餅をつきながら、
青い星を、みてる。
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数千メートル級の山々が囲む、
陸の孤島に、死者の庭園とよばれる
一帯がある。
文献によれば、死者の庭園には、
強い幻覚作用をもつ、
致死性の微粒子が、吹きだまって
いるのだという。
「生き物が、姿のままに、物と化す」という、
死者の庭園の景色は、
微粒子の幻覚作用のためか?
それとも、微粒子の致死作用故か?
そもそも、「生き物が、姿のままに、物と化す」
というのは、本当のことなのか?
その、真実を知るために、命がけのグループが、
この地の調査に赴いた。
__________________________________________________________
調査隊は、真実を、後世に伝えるために、
悲壮な決意で、高山を登り、
トンネルへ入り、
粒子の壁をくぐり抜ける。
視界が再び、晴れたとき、
目の前にひろがった一帯の景色は、
彼らの想像を超えていた。
__________________________________________________________
見たこともないような、大きな木々。
巨大な恐竜、爬虫類の名残を残す鳥、
不思議な昆虫。広大な自然と、無数の生き物。
ただ一つ、決定的におかしいのは、
大地に、時間が流れていないことだった。
__________________________________________________________
音もない、
食物連鎖の輪廻が崩壊した、
生き物のジオラマの世界。
粒子を含む、雨が、風が、照らす陽が、
いのち無き、生き物を洗い、
そのままの姿に、保つのだ。
__________________________________________________________
これらの現象を、記録して、
記録を、風船に託したとき、
調査隊は、かつて調査隊だったものへと
姿を変えた。
こうして、死者の庭園にまたひとつ、
新たなオブジェが、加わったのである。
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未来へ続く、
プラットホームで、
おびえた顔の人たちが、
列車を、まっている。
線路には、暗いニュースが、
真っ黒の霧となって、
たちこめている。
レールが、途中で、
無くなっているかもしれない、
そんな電車に、
ムリして、乗る必要なんて、ない。
歩こうよ。
線路ぞいの道を。
あしもとをしっかり、見つめながら。
方向さえ、覚えておけば、
ヒッチハイクだって、できる。
遅れは、簡単に、とりもどせるよ。
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かつて西方に、
不思議な手をもつ王がいた。
王が、右手で触れたものは、
純金に変わり、
王が、左手で触れたものは、
もとの姿へともどる。
「どうして、そんな手になったのか」は、
わからない。
しかし、王は、そんな不思議な力を、持っていた。
__________________________________________________________
朝、目覚めた王が、玉座に着くと、
いつものように、衛兵がやってくる。
衛兵に連れられ、
深紅の絨毯のうえに、
ずらっと並ぶ、人の列を見て、
王は、大きく、ため息をついた。
__________________________________________________________
この国では、咎人は、金塊へと変えられて、
罪が、許される日まで、金持ちの所有物となるのだ。
国の権力者たちの絶大な支持を集め、
はじめこそ、この罰は、
有効に機能しているように、
思われたのだが・・・。
__________________________________________________________
こんな結果になったのは、
何か、特別な原因があったのだろうか?
あるいは、王の施政の無能故か?
いまや、国中のあらゆるものが、
金で覆われていた。
王宮から見える城下街は、
痛々しいほどに、
まばゆく、金色に輝いている。
__________________________________________________________
もはや、この国では、
金には、紙くずほどの
価値も、なくなってしまった。
それでも、民は、
毎日、金塊の列を、つくるのである。
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朝日が、赤く空を染めたら、
大きな船を、貸し切りにして、
穏やかな海に、でよう。
「決して沈まぬ船だから」などと、
慢心せずに、
しっかりと準備して・・・。
__________________________________________________________
水平線の、向こうには、
すてきな景色がひろがっている。
見たこともないような、不思議な植物。
進化することなく生き延びた、古代生物。
キラキラと色を変える岩、宝石の岩礁。
誰もたどり着いたことのない、あの島へ、
針路を、とろう。
__________________________________________________________
やがて、空は真っ青に変わって、
パノラマの景色が、目の前にひろがる。
しおかぜの吹く、甲板で、
あさごはんを、食べたなら、
すてきな船旅、はじめよう!
__________________________________________________________
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完全をめざすと、
小さなことに、とらわれる。
完全をめざすと、
つまずたとき、自棄になる。
完全は、必ずしも、最善では、ないから、
完全主義は、わきに置いて、
肩のちからを、ぬいていこう。
そして、気をらくにして、
完全よりも、最善を、
めざして、すすもう。
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気ぜわしいと、
ぴょこぴょこと、
もぐらたたきの、もぐらのように、
顔をだす、
ストレスもぐら。
手に、おえなくなるまえに、
こころの、元気の、はりせんで、
ストレスもぐらを、
パシパシ、たたこう!
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降りつづく雨が、
夏の余熱を奪っていく。
あんなにあつかった気温も、
急にさがった。
数日のうちに、
パタリとやんだ、
蝉の声。
今は、
しとしとと降る、
雨の夜空に、
キリギリスが、ひっそりと、
鳴いている。
このまま、冬になってしまいそうで、
不意に切なくなる、
秋の雨。
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まちの洋菓子屋さんで、
ふしぎなお菓子が、うってたよ。
一枚たべると、こころにゆとりができる、
そんな、クッキー。
食べてみない?
気分転換に、なるかもしれないよ。
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ここは、宇宙の、とある場所。
流れ星の製造工場。
最近、星に願いを託す人がふえてきて、
製造ラインは、大混雑。
徹夜で、星をつくってるんだけど、
全然、生産が追いつかなくって・・・。
「権力者の前でだけ、星を
流してるんじゃないか?」とか、
最近、こんなクレームばっかりで、
なんだか、悲しい気分になる。
ボクらには、星をつくることしか、
できないから。
「ひとつでも多くの願いが叶うように」、
自分でつくった星に願いをこめて・・・、
今日も、星を流そう。
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眠りについたあと、
明かりのない方へ、ひた歩く。
すると・・・、
嵐が吹き荒れる、厳寒の国についた。
まだ、秋に入ったばかりだというのに、
木々は枯れ、
冷たいつむじ風が、枯れ葉をまきあげる。
凍りつきそうなほど、寒い国だから、
誰もたちどまらずに、過ぎ去っていく。
淋しいという言葉すら、生ぬるい、
閑散とした景色。
がんばるバクや、悲しい夢魔も、
この国には、訪れまい。
ここは、あまりに静かだから、
今日は、ここで休むとしよう。
少しずつ、冷たくなったいく、
ひざを抱えて、朝の訪れを待つ。
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山の向こうから
黒い空が、近づいてくる。
はじめは雨雲かと思ったけれど、
どうやら、あれは、ちがうみたい。
山から、ひとつ、またひとつ、と
生き物の気配が消えていく。
真っ暗になった山のなか、
虫の最後の羽音が響き、
木々の声なき、声が、
そして、命の断末魔の叫び声が、
次々と聞こえてくる。
山の向こうから、来たもの。
それは、黒い霧だった。
生き物を取りこみ、
瞬くまに、粉々に砕き、
細かい粒子へと変える、
恐るべき、黒い霧だ。
だけど、あの霧を前にしても、
不思議と恐怖心は、なかったんだ。
「あの霧に飲まれたら、
楽になれるかもしれない」
そんなことが、ちらと
頭の片隅をよぎった。
けれど、・・・。
(そうして、
霧の一部になって、
ボクは、誰かの笑顔を奪うのか?)
(霧の一部として、この先ずっと、
奴隷のように、命じられるがままに、
誰かの希望を奪いつづけるのか?)
そんなのは、ぜったい、イヤだから。
いつ潰えるかわからない
少ない気力を振り絞り、
決して消えることのない
永遠の白い炎を空にかかげ、
黒い霧に立ち向かう。
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琥珀色の、艶やかな毛なみが、
月あかりで、ほんのりと
金色に浮かびあがる。
見透かすような、冷たい瞳は、
翡翠のように、美しい。
じっと、みつめられたとしても、
嫌われているわけじゃない。
ひざのうえに、のったとしても、
なついているわけじゃない。
ただそれが・・・、
そのとき、一番、自然なだけ。
いつも気ままな、金色の猫。
ひざのうえの、金色の猫。
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誰もいなくなった、海のうえで、
すこし、すずしくなった
潮風にのって、
しおからとんぼが、
すいすい泳ぐ。
色のうすくなった青空に、
少し、ゆるやかになった太陽。
ひかる波に、すきとおる羽。
沈みはじめた、陽をあびて、
青いとんぼが、優雅に流れる。
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いきづまったときには、
きっかけを探そう。
やみくもにうごいても、
つかれちゃうし、
うごかなければ、
すすめない。
だから、さきへ、すすむために、
きっかけを、探すんだ。
__________________________________________________________
きっかけがないのなら、
自分で、きっかけを作っちゃおう。
きっかけの材料は・・・、
案外、あしもとに、転がってるかも
しれないよ。
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この世が生まれるよりも、少し前、
3人の精霊が支配する世界があった。
精霊たちは、司神とよばれ、
人々にあがめられていた。
__________________________________________________________
3人のうち1人は、発生を司る精霊、
もう1人は、過程を司る精霊、
最後の1人は、結果を司る精霊、
これらの司神のバランスにより、
世界は安定し、成長を続けていたのだが、
いつしか、人々に、「より多くの
利益を追求したい」という欲望が生まれ、
発生と結果、2人の司神のみが、
あがめられるようになった。
__________________________________________________________
そして、過程の司神は、ないがしろにされた。
それまで、世界中に多数あった、
過程の司神の神殿は、破壊され、
代わりに、発生と結果の精霊のための
神殿が、たてられた。
__________________________________________________________
こうして、過程の司神は、
行き場をなくして、失望し、
誰にもあがめられることなく、
ひっそりと、死んでいったのだ。
__________________________________________________________
結果、3人の司神で維持されていた
世界のバランスは、壊れ、
世界が、変わった。
__________________________________________________________
新しいものが次々生まれ、次々と結果が
でる世界は、利益を重視する人々にとって、
「とても、すばらしいもの」と思われた。
__________________________________________________________
けれども、このときには、すでに、
目に見えないところで、世界の
崩壊の兆しが、現れ始めていたのだ。
しかし・・・、人々は、気づかなかった。
__________________________________________________________
最初に、世界から、成長が失われた。
人間たちは、成長がなくなったことを
大きな事とは考えず、
他の場所から、代わりのものを
もってくることで、
より大きな結果が得られると考えた。
彼らは、場当たり的に適当なもので
足りない部分のうめあわせをするだけで、
成長しないものごとが、
確実に、すぐに行き詰まる、
ということを、考えなかったのだ。
__________________________________________________________
そして、行き詰まった社会の機能が
少しずつ失われていくなか、
生まれたものが、
たちどころに死んでいく、
流行病のような現象が、
世に生きる、あらゆる生き物に
広がっていった。
__________________________________________________________
命から過程が失われ、
発生と結果だけになったため、
生まれた生き物が、
次々と死んでいくように
なってしまったのである。
__________________________________________________________
この段階になって人々は、ようやく
過程の重要さに、気づいたのだが、
もはや、どうにもならないほど、
世界の病状は、進行していた。
こうして、生き物は、
絶望のうちに死滅したのだ。
3人の司神が支配する世界は、
このようにして、滅んだのである。
__________________________________________________________
数年前、古代墓地で発見された
最古の叙事詩のなかに、
こんな記述が、あった。
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夏をじりじり追いつめる、
黒灰色の雲。
豪雨を降らせるはずの、その雲は、
今、夏を少しでも、長びかせるために、
雨を雲の中に閉じこめていた。
降りそうで、なかなか雨の降らない、
蒸し暑い残暑の空。
「雨に、期待できないのなら、
光に、おねがいしてみよう。」
願いこめ、空をみあげたその刹那、
ぶあつい雲を切り裂いて、
無数の光が、降りそそぐ・・・。
「夏は、まだ、続いていたんだ。」
明るさを、取り戻した空に、思う。
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真っ青な空と、
白い雲を、
疎ましく感じるような、そんな日は、
無理に進まず、たちどまってもいいよ。
そのまま、少しまっていれば、
にびいろの雲が、やさしい雨を
はこんでくれる。
元気になるのは、少しずつでいい。
慈しみの大地に、根をはって、
癒しの水を、すいあげよう。
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真っ暗の部屋で目を覚ます。
ボクらの出番が、やってきた!
連れ出されたところは、あつあつで、
思わず、「とける!」とさけびそう。
しゃべっちゃいけない決まりだから、
伝えられない、ボクらのきもち。
「忘れられ、ドロドロになるのは、イヤだから。」
いそいで食べてね!
アイスクリーム。
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ここより、はるか西。
いまは亡き、アルゴスという国が、
隆盛を誇っていた頃のこと。
アルゴスに、メルフィアという名の
王女がうまれた。
__________________________________________________________
国王と王妃は、
他国への見栄のために、
メルフィアに過剰とも思える
厳しい教育を施した。
幼いメルフィアを牢屋のような
部屋に閉じこめ、
話し相手は、家庭教師だけ、
読んでいいのは、学術書だけ、
それは、想像を絶する教育だった。
__________________________________________________________
年頃になったメルフィアは、
ある日、夢の中にでてきた
少年に恋をした。
気が狂いそうなほどの、
厳しい教育が続く日々、
メルフィアは、来る日も来る日も、
夢の中の少年を待ち続けていた。
それだけが、唯一の楽しみだったから。
__________________________________________________________
ある晩。
伸び悩んだ成績を、
国王に厳しく叱責された夜。
すがるものをなくした、メルフィアは、
昏睡状態になる薬を調合し、
決して目覚めぬ眠りについた。
もはや、夢の中の少年だけしか、
メルフィアを救える者は、
いなかったのだ。
__________________________________________________________
自分の夢の中を、
すっかり探し終えた
メルフィアは、
夜の月あかりにのって、
夢の世界を、わたりあるくようになった。
いつかあった夢の中の少年と
再び、であうために・・・。
こうして、アルゴスの王女
メルフィアは、夢魔になったのだ。
__________________________________________________________
もしも、あなたが、月あかりの夜に、
とても、切ない夢を、見たとしたら・・・、
それは、メルフィアが
あなたの夢に訪れたせい、
かもしれない。
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鍾乳洞から滴った、
澄んだ水が、
サラサラ流れる、
渓谷の小川。
川底には、綺麗な石が
たくさん見える。
顔をあげれば、
上流、遠くの山頂に、
雪が、つもっている。
白銀色にきらめく、
山頂は、濃い青空に、
くっきり映える。
晴れ渡る空に、
おいしい空気。
そのとき、
フッ、と、
林道を、
すずしい風が
とおりぬけた。
・・・避暑地の夏。
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ある街に、名のない花火師がいた。
その花火師は、
散った火花の位置を
ミリ単位で、定める、
すぐれた技術をもっていた。
ある日、政府の研究機関から、
破格の高額で、
火薬調合の技術指導することを
依頼されたのだが、
彼は、それを固辞した。
その技術が、軍事利用されることが、
わかりきっていたからだ。
結果、
彼の生活は、あいかわらず、
パッとしないまま、だったけれど、
彼は、しあわせそうだった。
__________________________________________________________
河原には、今日も、
彼の花火が、あがる。
気をつけてみないと、わからないような、
些細な違い。
どの方角から見ても、真円を描く
彼の花火。
__________________________________________________________
そのとき、
ドーン、と、
打ち上げ花火が地面をゆらした。
真っ黒のキャンバスに、
地面から、輝く糸がのびていく。
パンッ
真っ暗な夜空に、一瞬、
みごとな球が、描かれた。
直後、
いつもより、ほんの少しだけ、
大きい歓声。
__________________________________________________________
それが、彼にとっては、
なによりの、報酬だった。
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ゼロ。
自分自身の存在を、
自分自身が
存在しないことでしか、
証明できない、
ひどく、うつろな存在。
掛け合わせたものを、
ことごとく、消滅させる、
暴力的な力は、
まるで、触れることのできない、
ブラックホールみたい。
キミは、ゼロになりたいと
いうけれど、
私は、ゼロになりたいなんて、
思わない。
きっと・・・、
ゼロは、さみしいと思うよ。
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考え方を、シンプルにすれば、
あれこれ、悩まないですむ。
「失敗したらどうなるか」を、
考えるのは、
失敗してからで、いい。
いまは、
「いかに失敗せずに、成功をおさめるか」、
それだけを、考えるんだ。
おもいきって、全力ぶつけて、
最高の結果を、導こう。
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つきぬけるような青空。
地平線の近くに、
入道雲が見える。
風は緩やかに、波は穏やかに、
こころなしか、加減してくれているような、
やさしい日差しが、
波間に、キラキラと、輝いている。
ヨットから、身をのりだせば、
珊瑚礁と、宝石のような熱帯魚が
海の底で、
心地よさそうに、ゆらいでいる。
こころが、うきうきするような、
とこなつの海。
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本当は、自然の風が
いいのだけれど・・・、
風が、あまりに熱いから、
エアコンをつけた。
高めの温度に設定された、
人工のおだやかな風にゆられて、
白いカーテンが、
ヒラヒラと、なびき、
「ちりん。」
と、風鈴が、音をたてた。
それは、
ある夏の光景。
まだ、エネルギーが枯渇する前の・・・、
夏の日の光景。
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長かった梅雨があけ、
おひさまが、顔をだした。
ひまわりは、いつも太陽の方を
向くって聞いたから、
太陽が真上にある、お昼休み、
さえぎるもののない、校庭の真ん中に、
ひまわりの鉢をおいてみたんだよ。
そしたら、それが大正解!
ひまわりは、
ボクの背よりも、高くなって、
大輪の花を、咲かせてる。
今日もまた、いつものように
ひまわりを、
校庭の真ん中に、はこんだら、
またまた少し、大きくなった。
「梅雨をけし、光をとどける、おひさまに、
感謝の気持ち、伝えてよ。」
ぐんぐん育って、空までとどけ!
ボクのひまわり。
__________________________________________________________
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こころにあいを、とは、ブログペットの「こころ」に、
合いの手を入れる企画です。
※(「こころ」とは、ブログのテキストから、不可思議な
川柳などを提供してくれる、画面左のうさぎです。)
久々に思いだしたので、やってみました♪
__________________________________________________________
>こころ こんにちは・・・。
>海猫 こんにちは。
>こころ エサくれるの?
>海猫 ほしければ、あげるよ♪
>こころ そんな大きなプチが?
>海猫 プチは、小さいよ?
>こころ 神様くれるの?
>海猫 おそれ多いよ。
>こころ この記事で 消費されたし 使い道
>海猫 ネタになるなら、使い道がなくてもOK!
>こころ たくさんは しておきましょう オリジナル
>海猫 そうですね!、そうしましょう。
>こころ そのサイト 参拝すると 悪夢かも?
>海猫 縁起の悪いこと、言わない!
>こころ あの笑顔 優柔不断 お昼なり
>海猫 「すいかのおみそしる。」は、苦笑い?
>こころ 喜びを 配信される 大丈夫
>海猫 喜びが配信できるうちは、まだ大丈夫!
>こころ haんだ が いってた『連休』をおぼえたいな・・・
>海猫 連休!、いい響きだなぁ~♪
__________________________________________________________
以上、おそらく、これが、最後になるであろう、
なつかしの企画でした♪
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ここは、運命の館。
未来への分岐点。
元気のチップと、しあわせをかけて、
運命の神様と、
ひと勝負をするところ。
__________________________________________________________
勝負に負けて、チップを使い果たしたり、
勝負には、勝ったものの、目的を見失ったりして、
もえつきてしまう・・・。
そんな人たちを、
たくさん見てきたから、
そうならないように、
こっそり、ヒントを教えるよ。
__________________________________________________________
テーブルに座ったら、
「何によって、しあわせになるか」を
考えるんだ。
ちょったしたことに、しあわせを見いだして、
少しのチップを、かけるのもいいし、
大きなチップをかけて、ギリギリの大勝負を
しても、いい。
勝負に勝てば、かけたぶんのしあわせと、
達成感が、えられるよ。
__________________________________________________________
大勝負に勝ったからといって、
満足する必要はない。
現状に、満足しなければ、
さらに、次の勝負ができるからね。
__________________________________________________________
テーブルに座ったら、
「何によって、しあわせになるか」を
考えるんだ。
たとえ、勝負に負けたとしても、
チップが、なくなることを、
おそれる必要は、まったくない。
生きていさえすれば、チップは、
いくらでも、作りだせるのだから・・・。
__________________________________________________________
元気のチップを、あつめたら、
運命の館へいこう。
そうして、しあわせをえる勝負に、
チャレンジしてみよう。
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蒸し暑くて、
ばて気味のあなたへ。
差し入れが、とどいてます。
スッキリ、ミントアイス。
シャッキリ、レモンアイス。
ジンワリ、ジンジャーアイス。
サッパリ、小梅アイス。
アツアツ、ハバネロアイス。
スパイシー、胡椒アイス。
どれでも、お好きなものをどうぞ。
かじって、夏ばて、ふきとばそう!
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空が、雲におおわれて、
光を、みつけにくい時期だけど、
それでも、探せば見つかるから・・・。
--
水田から、雲の裂け目へとのぼる、
一条の光柱。
揺らいだ麦畑から、うまれる
うまれたての虹。
見捨てられた、街はずれの高架から、
街へとのびる、希望の街灯。
願いを叶えることなく
墜ちてしまった流星。
墜ちた、ともの想いを、
はたすために、
ひとりで輝く恒星。
常冬の氷床地帯の夜空に、
ひらひらとひるがえる。
七色のオーロラ。
真っ暗の部屋にともる
橙色の
アロマキャンドルの明かり。
黒い布をひろげて集める、
太陽の欠片。
--
これらの光を、あつめたら、
月夜の晩にだけ、
森の湖面にうかぶ、
エメラルドの楼閣へ、
もっていこう。
きっと、とびっきりの元気と、
こうかんしてくれるから・・・。
--
だから、8つの光、探しにいこうよ。
うつむくのは、
もう、やめて・・・、
ね。
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静まりかえった
蒸し暑い夜空に、
ゴトッ・・・、
ゴトッと、
小さな音が、
地面をとおして、
響きわたる・・・。
--
這いいづる、這いいづる。
月のない晩。這いいづる。
這いいづる、這いいづる。
重い土石、かき分けて。
這いいづる、這いいづる。
奪われた命、取りもどさんがため。
墓場の影より、這いいづる。
__________________________________________________________
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笑顔を
強要されるのが、
つらい。
世の中には、
笑いたいのに、
笑えない人も、
いるんだよ・・・。
こころからの笑顔を、
強要するなんて、
本当にひどい。
私には、
こころの自由は、
ないの?
「愛想笑いもできないのか。」
「使えないヤツだ。」
「空気読めないヤツだ。」
「つまらないヤツだ。」
バカにされるのは、
なれっこだけど・・・。
スマイルハラスメント。
こころが、すごく痛い。
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光、
炸裂音、
地面のとどろき。
雨の中、乾いた雷の音がする。
--
近くに、雷が落ちてしまうと、
電線を通って、
ものすごい電流が、流れ込み、
動いている家電は、壊れてしまう。
--
だけど、電源を切って、
コンセントをぬいておけば、
何事もなく、
やり過ごすことができるんだ。
--
大きなストレスで、
体に負荷がかかったら、
体中に、停止のシグナルを
送ってみよう。
--
体中、
指先まで、静かに、
静かに、落ち着かせるんだ。
--
きっと、大きなストレスも、
やり過ごすことが、できるはずだよ。
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とても、醜い生き物がいた。
目は、あかず、
皮膚は、ただれ、
体は、だるまのように、
ふくれていた。
原因は、エサに含まれる毒だ。
夜ごとに、人々の夢を渡り歩き、
悪夢を食べるバク。
バクは、近年、急増した
悪夢の毒を、かかえこみ、
姿を醜く変えていた。
不死でなければ、
ここまで醜い姿になることは、
なかったかもしれない。
ところが、
バクは不死だった。
毒が回り、指一本動かせない体で
今日も、紡がれるあたらしい悪夢を、
食べ続けているのだ。
世界から笑顔を、絶やさぬために。
これからもバクは、毒だらけの夢を、
毒だらけと知りながら、
食べ続けるのだろう。
姿を、醜く、変えながら・・・。
世界から、悪夢がなくなる日まで。
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優柔不断が、なおらないから、
サイコロで、決めることにしたよ。
不安はあるけど、
すべてを受け入れる
度量があれば、
大丈夫!
今日から、ボクはギャンブラー。
サイの目に、すべてをたくすんだ。
迷うことなど、何もない。
「では、さっそく・・・。
今日のお昼ご飯は、と。」
ころころ転がる、サイコロに、
ワクワクしながら、希望をたくす。
・・・ころころりん。
サイコロが、ピタっと、とまる。
・・・。
すいかの、
・・・おみそしる。
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ジリジリ、
照りつける太陽に、
ジュウジュウ、
熱せられた地面。
暑さに辟易していたら、
スコールのような豪雨が、
気温を、一気にさげた。
ジメジメと、
蒸し暑い日は、
シトシト、ふる雨よりも、
いっそ、
どしゃ降りが、ここちいい。
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乾電池が、あまったら、
逆さまにした、シーリングファンに、
大きなカゴを、取り付けて、
ともだち、みんなで、空をとぼう。
「雨がやんだら、例の場所に集まって!」
ファンのスイッチをそっと押せば、
静音のプロペラが、
徐々に、はやく回っていき、
逆さまのシーリングファンが、
ふわり、と、音もなく
うかびあがる。
こどもたちが、飛び立ったあと、
地上から、見えるのは、
夜空にうかぶ、シャンデリア。
逆さまのシーリングファン。
__________________________________________________________
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心頭滅却しても、
あついものは、あついけど・・・。
「気にしないこと」、だったら、
できるかもしれない。
「あつさなんて、気にしない。」
そうつぶやいたら、
涼しい顔して、でかけよう。
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ニフティ海運が、最新の技術を投入し、
開発した、豪華客船、ココログ号。
便利で、いっけん多機能だけれど、
お客のことは、いまいち、考えられてない。
室内に、カジノはあるのに、
ベッドがなかったり。
プールがあるのに、
洗い場がなかったり。
ある晩、港に停泊して、乗船者を優待価格で、
乗り待ちしていたら、
港で、大規模な火災が発生した。
ココログ号の船長は、火を避けるため、
碇を上げて、出港しようとしたけれど・・・、
ああ!、なんてことだろう!
夜9時から、翌1時台までの間、
ココログ号は、碇が重すぎて、
出港できなくなるんだ。
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ちいさく、かしこまってないで、
元気、だしてみようよ。
いつも、いつも、
あらたまる必要なんて、
全然ないから・・・。
今は、おもいきって、元気だしてみよう。
顔をあげて、まえむいて、
あつあつのフライパンのうえで、
パチパチはじける、
ポップコーンみたいに。
__________________________________________________________
ココログ、重すぎです!(泣)
何度書いたら、ちゃんと反映されるんだろう???
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ここからずっと、西のほうに、
鬱蒼とした森に囲まれた、
緑色の沼がある。
--
発酵により、ポコポコと沸き立つ
苔だらけの、その沼には、
大きな大きな、ヘビがいる。
--
9つもの首がある、
そのヘビは、
ヒドラとよばれ、
人々におそれられているけれど・・・。
じつは、危害を加えないものには、
なにもしない、おとなしいヘビなんだ。
--
ヒドラは、
ひとつの首が、傷つけられると、
傷口から、さらにもう一つ首が再生するという。
逆境を、2倍の力に変える力を、
もっている。
--
傷つけられて、
くじけそうなときは、
西の沼へ、
ヒドラの力を、もらいにいこう。
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え~!、
しっけ~!、しっけ!
しっけ回収車で、ございます。
いらなくなった、湿気!
梅雨の熱気!
ございましたら、
こちらまで、おもちください。
冷たい、冷たい、かき氷と
無料で交換させていただきます。
しっけ~!、しっけ!
しっけ回収車で、ございます・・・。
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ボクは、ワニ。
飼われるために、さらわれて、
そして、それからすてられた。
理不尽で、悔しいから、
公園で大きな口をゴガッと開けて、
道行く人を、こわがらせようと思う。
--
ボクは、カメ。
飼われるために、さらわれて、
そして、それからすてられた。
悔しいから、誰かれ構わず、
カプッと、かみついちゃおうと思う。
--
ボクは、ヘビ。
飼われるために、さらわれて、
そして、それからすてられた。
悔しいから、木や人に巻き付いて、
ギュウギュウ締めあげることにする。
--
ボクは、ピラニア。
飼われるために、さらわれて、
そして、それからすてられた。
悔しいので、湖の生き物を、
かたっぱしから、食い尽くすことにする。
--
ボクは、人間。
・・・・・。
冗談が、冗談にならない世の中を、
少しずつ、変えていけたらなぁ~、
・・・、と思う。
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誰かが、しあわせになると、
誰かが、不幸になる。
そんな、結果ばかりじゃ、ないよね。
しあわせの総量が、決まってるだなんて、
思いたくないから・・・。
どんどん、しあわせをつくろう。
「雲間から、陽がさして、しあわせ。」
「冷たいソフトクリームをたべて、しあわせ。」
「帰るまでに、雨がやんで、しあわせ。」
まだまだ、
どんどん、つくっちゃおう!
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海のうえを、泳いでいたら、
音もなく、忍び寄る背びれが、見えた。
海の生き物を、
するどい牙で、切り裂き、
ひと飲みにする、
大きなサメだ。
あわてて逃げたけど、
サメは、すごい勢いで追ってくる。
「逃げ切れない・・・」
そう、確信した。
サメは、もう目前にきていた。
「夢なら、さめて!」と願うけど、
まったくさめる様子は、ない。
今、サメが、大きな口を開けた。
三列に並ぶ、血にぬれた牙が見える。
そのとき、ボクは、
せなかに翼があることを、思いだしたんだ・・・。
次の瞬間、
サメが、バクンと口を閉じた。
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いっぽ、足をふみだせば、
シャリッ、シャリッと音がする。
ひんやり冷える、冷たいけむり。
ゆびの先から凍ってしまいそうな、
暴力的な、寒さ・・・。
ガラスの粒のような、
ぼうだいな量の氷が、
キラキラと光を反射する。
ほしいのは・・・、
かき氷と、ふうりんの音。
あたまの奥まで、キーンと冷える。
夏の氷山。
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いろいろなことで、心がつかれると、
感受性が、麻痺しちゃって、
楽しいことを、ほとんど感じられなくなったり、
ちょっとしたイヤなことを、
絶望的に大きく感じたりするものだ。
だから・・・、
感受性に、ダイアルをつけてみたよ。
何かを、たくさん感じたいときは、右に、
あまり感じたくないときは、
ダイアルを、左にまわすんだ。
今日はいまいち、気のりしないから、
楽しさのつまみを、右に全開!
イヤなニュースのつまみは、
左に、めいっぱいまわして、
閉じちゃおう!
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むかし、人々が、おだやかに暮らしている、
小さな集落があった。
何十年かすると、その集落は、
村と呼べるぐらいに、大きくなった。
ある日、村長は、村の地盤がひどく緩く
なっていることに、気がついた。
最近急に増えた、地下水の汲み上げ
によるものなのか?、
それとも、ほかに原因があったのか?。
はっきりしなかったけれど・・・、
とにかく、村の地盤は、沈みつつあった。
だけど、村長は、このことを隠し、
沈下する地面のうえに、巨大な板を敷き、
誰にも現状を、話すことは、なかった。
なぜ、そのことを村人に話さなかったのか?
それは、わからない。
村人に、必要以上の恐怖感を与えたく
なかったためかもしれないし、
地下水汲み上げの裏に、巨大な利権が
絡んでいたから、かもしれない。
とにかく、村長の敷いた、板のおかげで
その場しのぎは、できたし、
そのことに、それとなく気づいていた村人も、
深く村長を、問い詰めることは、しなかった。
やがて、その村は発展し、
その場所に、街ができた。
町長は、ある日、
街全体が、少しずつ沈んでいることに、
気がついた。
だけど、そのことは、一部の議員だけがしる
秘密とされた。
なぜ、町民に隠すことにしたのかは、
わからない。
ただ、任期中に、やっかいごとがおこるのを、
ふせぎたかっただけ、かもしれない。
それから、何週間かたった
ある日の夕暮れ時、
普段なら、どうということもない
小さな地震が、街をおそった。
そのとき、地面は、大きく口を開き、
街は崩落、
建物は、地中に沈み、
想像を絶する、大惨事になった。
今となっては、
誰に責任があったのか、
どうすれば、よかったのか、
わかる人は、いない。
とにかく、その街は、夕暮れに沈んだ街として、
歴史に長く、名を残すことになるのである。
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せなか側から、風が吹いたら、
帆をはって、旅にでる。
行き先は、風まかせ。
ゆるやかな波に揺られ、
キラキラ光る海をみながら。
--
真っ正面から、風が吹いたら、
帆をたたみ、おかへあがる。
ハンモックをはって、
風に揺られ、
キラキラ光る星をみながら、
眠りにつく・・・。
--
目的が、ないって、
すばらしいことだね。
明日は、どの街へ、向かうのか、
それは風だけが、しっている。
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「昔は、よかったよ。」
「あたしらみたいなもんでも、昔の人は、
そっと、しといてくれた。」
「だけど、今のもんときたら、どうだい!?」
「あたしらみるなり、しかめっつらしてさ!」
「どうせ、あたしらは、きらわれもんなのさ・・・。」
「だけど、いきなり網はって、出入り禁止なんてのは、
横暴すぎるんじゃないのかい!?」
「あたしらだって、毎日必死に、生きてるんだよ!」
「恋も、なんでも、ヒトスジさ!」
「ひとなつの出会いに、命かけたって、いいじゃないさ!」
「もっと、ちゅうちゅうしたって、いいじゃないのさ!」
以上、
「動物愛護団体は、蚊の人権も認めるべきだ」党。
ヒトスジシマカさんの政見放送でした。
__________________________________________________________
<解説?>
えーと、液体式のノーマットを買ってきました。
蚊に人権なんて、認めません、
ええ、認めませんとも。
ちゅうちゅうされるのは、イヤです!(笑)
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夜。
真っ暗な河が、とても綺麗で、
なんだか、吸い込まれそうになる。
車のとおることのない、
できそこないの有料高架のわきに、
ともるのか、ともらないのか、
わからないような、街灯がある。
真っ暗闇の中、
サラサラと流れる河。
誰もいない、
月もない、
街はずれの夜。
そのとき、
ななめ十字に、まばゆくひかる
きらびやかな光が・・・、
ひとつ、またひとつ、
街のほうへ、つらなるように、
灯っていった。
見捨てられた高架にも、
道をしめすあかりは、
あるものだね。
街灯が消えないうちに、
街をめざそう。
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海岸の雨は、塩辛い。
とうに枯れた、涙のように。
梅雨。
昼過ぎから降り始めた、
なまぬるい雨が、
頬をぬらす。
「これは、誰の涙だろう?」
雨宿りしながら、つきあうから、
今は、泣きやまなくて、いいよ・・・。
なにも、考えず、
気がすむまで、泣こう。
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よくよく、考えてみれば、
「どうしても、やらなければならないこと」、
なんて、ほとんどないし、
悩み事の大半は、
「現状では、どうにもならないこと」、
だったり、するものだ。
うまくいかないときは、
意味もなく、悩んでしまうけど・・・、
解決法は、じつは、いたってシンプルなんだ。
「冷静になって、
今、できることを、
ひとつひとつ、こなすこと。」
それだけで・・・、
きっといずれ、抜けだせる。
そう思うよ。
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しきつめられた、氷床に、
ソフトクリームをのせまして、
天然ソーダをそそいだら、
シュワシュワのぼる炭酸と、
ぷかぷか浮かぶ、氷床が、
あなたのこころを、うかべます。
いつものお店の隠れメニュー、
気分うきうき、
うきうきフロート
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月の輝く夜のこと。
明かりのない、真っ暗な海に、
絶望したクラゲが、
海面へ、うかびあがりました。
「真っ暗な海を、形作る空だから」、と。
予想していた、真っ暗な夜空。
だけど、夜空は、思いのほか明るくて。
まるで、クラゲを勇気づけるように・・・
やさしい光を放つ月が、
黒い空を、
ほんわか金色に、照らしていました。
__________________________________________________________
クラゲは、暗い海の底で、沈みこむものたちにも
少しでも、明かりを届けたいと思い、
月のように、輝くことをのぞみました。
そこに、どんな労苦があるかは、
わかりませんでしたが・・・。
ともかく、絶望から救われた、そのクラゲは、
そのとき、そう決心したのでした。
__________________________________________________________
むろん、真っ暗な海を、明るくすることは
簡単には、いきませんでした。
しかし、長い年月をかけて、
そのクラゲは、真っ暗な夜の海に、
淡い明かりを、もたらしたそうです。
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眠りについたら、耳をすまして・・・。
サラサラと、小川の流れる音が聞こえるでしょう?
ひとすくい、水を飲めば、
つらい記憶を、忘れることができる、
忘却の河。
音をたよりに、みつけよう。
忘れたいことが、あったなら、
そっとすくって、のんでみるといいよ。
甘いレテの、流水が、
こころをきっと、軽くする。
眠りについたら・・・、
そう、耳をすませるんだ。
すてきな明日、迎えられるといいね!
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とまらぬ誰かの涙のように、
ふりつづいた、雨はやみ、
雲の厚さは、薄くなった。
もうすぐ沈む、わずかな間、
雲に隠れていた太陽が、
薄い雲の隙間から、
静かに、そっと、顔をだす。
一日中ふりつづいた雨を、
しっかりと、うけとめて、
布をひろげたかのように、
わずかに、波たつ湖面。
白くなるだけの厚みを
失った、絹のような、
銀色の空。
それらが、あかがね色に、
かがやく太陽を、
待ち望んでいたかのように、
見事に、完璧に調和する。
わずか数分間の、奇跡的な出会い。
梅雨の日の夕暮れ。
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長く、ゆるやかな坂の上に、
ひときわ、大きく立派な木がある。
街を一望できる場所で、
大きな木は、
街をしずかに
見まもっている。
つかれたら、
この木に寄りかかって、
休むといいよ。
雨の降る日は、
おいしげる葉が、
風の吹く日は、
太い幹が、
キミをきっと、
守ってくれる。
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ある博士が、どんなに、悪天候の日が続いても、
一定量以上の野菜の収穫が、望める方法を
考案した。
__________________________________________________________
研究は、9割方完成していたのだけれど、
太陽の代わりとなる、
新しい恒久エネルギーをつくりだす
施設の建設に、
かなりの資金が必要だった。
__________________________________________________________
銀行は、不確かな研究に資金をだすことを
敬遠し、どこも融資してくれなかったから、
博士は、資金の融資を
世界一お金持ちの石油王に
お願いしにいった。
__________________________________________________________
意外なことに石油王は乗り気で、
「世界から飢餓がなくなるのはいいことだ。」、
「世界中の生活水準が上がるのはいいことだ。」と、
しきりに褒めていたのだけれど、
建設される施設の話を聞くうちに、
次第に、おもしろくなさそうな顔になっていった。
__________________________________________________________
石油を高値に売ろうとする石油王にとって、
新しい恒久エネルギーの開発は、
都合の悪いもの、だったんだ。
__________________________________________________________
結局、石油王は、この研究を永遠に隠蔽し、
世界から、飢餓がなくなることは、
ついに、なかったという。
__________________________________________________________
かつて地球で、隆盛を誇り、
そして滅んだ、
人類という種の歴史書に、
こんな記録が、残されていた。
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幻の魚をつかまえるために、
過酷な、糸川の急流に、
意を決して、飛び込んだ隼は、
翼を傷め、傷の癒える日を
ただ、じっと待っていた。
今、傷の癒えた隼が、翼をひろげ、
大地を蹴って、糸川を飛び立った。
仲間たちの待つ、
鳥の世界へ帰るために。
みんなの希望を携えて。
__________________________________________________________
/追記/
探査機:「はやぶさ」のイオンエンジン起動試験に成功
小惑星「イトカワ」の岩石採取を試みた探査機
「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構
(JAXA)は31日、イオンエンジンの起動試験に
成功したと発表した。加速は良好で、順調にいけば
年明けにイオンエンジンを起動させ地球に向けて出発。
2010年6月の帰還を目指すという。
四つのイオンエンジンのうち二つのエンジンで
試験を実施。JAXAの川口淳一郎・宇宙科学研究
本部教授は「エンジンが2台あれば帰りの飛行は可能だ」
と話している。
毎日新聞より引用。
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天井で、くるくる回る、
シーリングファン。
大人びた感じのインテリア
だけど・・・。
じつは、大きなヒミツが
あるんだ。
そっとはずして、逆さまにすると、
ゆっくり空に浮く、
プロペラになるんだよ。
夜になったら、おいで・・・。
ともだち、みんなで集まって、
逆さまのシーリングファンで、
空を飛ぼう!
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大海原で、さかなつり。
今日もいっぴき、つり猫が、
ボートのうえで、糸たらす。
「猫さん猫さん、こんにちは。
今日は、何が、つれますか?」
からっぽ、バケツを両手に抱え、
ためいき、まじりに、いいました。
「お魚、全然、つれにゃいけれど、
沈んだこころが、つれますにゃ。」
世間の毒気にあてられて、
海の底へと、沈んだこころ。
猫と一緒に、つりあげよう!
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灰色のぶあつい雲が、
気分を沈ませるけれど
雲を抜けさえすれば、
いつもと、かわらぬ青空が、
一面にひろがっている。
雲の湿気に、とらわれることを、
おそれずに、
太陽めざして、突っ切ろう!
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どこまでも、ふかく、
やんわりと、
しずんでいき、
どこまでも、やわらかく、
ふんわりと、
うかびあがる。
こころのクッションを、
用意しておいたから・・・。
「つかれた、こころ。」
ゆっくりと、
やすませると、いいよ。
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いつの日か、
夢の中で、
キミと、かわした、
再会の約束。
それを、はたすために、
蜃気楼の街を、はしっている。
夕陽が沈むまでに、
キミに、あえるだろうか?
ボクは、約束を
まもれるだろうか?
不意にわき上がる不安と
たたかいながら、
今にも霧へと、
かわりそうな、
蜃気楼の街をはしる。
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やっほー!
また、あめだよ。
うれしいなぁ~。
なんて、おもえるような。
ダムみたいな心が、
ほしいなぁ~。
-うみねこ
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同じ味付けに、あきてしまったら、
ひとさじのスパイスを、加えてみよう。
楽しいスパイス、感動スパイス、
興味深いスパイス、情熱スパイス。
エキゾチックなスパイスが、
毎日を、ゆたかにしてくれる。
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海の中、そう深くないところに、
ガラスで、できたトンネルが、ありました。
空から流れ込む光が、キラキラと反射して、
青い海の光景は、とても幻想的でした。
いっぴきの子猫が、ガラスのトンネルから
海を見つめています。
目の前には、ひらひらと優雅に泳ぐ、
たくさんのさかな。
おなかがすいて、手をのばしてみたのですが、
さかなには、手が届きません。
トンネルの向こうから、毎日船がやってきて、
網をおろして、ごっそりと、
さかなを、ねこそぎ、もっていきます。
手が届かないことは、子猫にもわかっていたのです。
それでも猫は、来る日も来る日も、
海を、見つめていました。
さかなが、海から一匹も、
いなくなる、その日まで、
子猫は、海を見つめていました。
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こころの深いところで、
迷っているんだね。
無責任になるから、
いえないけれど・・・。
ココアを入れてあげること、
ぐらいなら、できるよ。
たちのぼる、チョコレートの、あまい香り。
すこしだけ、ミルクの割合を、かえてみたんだよ。
のんびり、ココアをのみながら、
こころにゆとり、
とりもどそう。
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伝えたい言葉が見つからなくて、
つくりだすこともできなくて、
暗い海の底へ、ひきこまれそうになる。
あらがうように、つむいだ言葉は、
泡につつまれ、すこしずつ、上へのぼっていく。
どうか壊れることなく、とどきますように。
のぼっていく泡に、いのる。
キミの笑顔を、思い浮かべながら・・・。
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おとなの世界に、ふれるにつれ、
少しずつ、うしなわれていく、
こども心の「かけら」たち。
もしも、失わずに、いられたら、
きっと、今より優しくなれる
そんな気がするんだ。
だから、かけらをさがしてる。
日頃のプレッシャーで、
ギスギスしたこころを、
まるくするために・・・、
ボクは、かけらをさがしてる。
__________________________________________________________
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次の日曜日まで、あと○日・・・。
そんなこと、考えるのは、
きっと、こころが、疲れてるからだよ。
10倍量の元気、
ゴクンと、いっきにのみほして、
楽しいあしたを、むかえよう!
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道はこんなに、くらいのに、
街灯は、ずっと昔に壊れたまま、
・・・なおされる様子もない。
町外れの細道の、
わきに柳が、
根をおろしている。
じめじめとした、
なま暖かい風に、
ときおり、カビの
匂いがまじる。
柳の木のすぐそばへ、
つかれた足を進めたとき、
ゆるやかな風が、
フッとやんだ。
月あかりを、青白くうかべる
コケ・シダが、柳の下に、
ひとのかたちの像を結ぶ。
霧のような、ひとがたの像は
あなたのほうを、ちらりと見やり、
音もなくうかび、
・・・どこかへ消えた。
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フライパンは、
いらないかなぁ~?
ジリジリと真っ赤に燃えるフライパンは、
梅雨の湿気だけじゃなく、
こころの湿気も、ジュッ!
・・・。
一瞬で、蒸発するよ!
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ぜんぜん、おひさまがでないから。
太陽のはじっこに、ひもをむすんでみたよ。
みんなで、ひっぱったら、
天気になるんじゃないかなぁ~。
ねぇ・・・、ひっぱってみようよ。
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時計のハリが、少しずつ戻っていく。
落ちきった砂時計の砂が、少しずつのぼる。
景色や音、いろいろなものが、
全部、さかさまに、なるんだ。
やり遂げたこと、なし終えたことが、
少しずつ、未完成に戻っていく。
覚えたことが、どんどん失われていく。
忘れるのではなく、「まだ、知らない」になる恐怖。
ああ、砂時計の砂は、
すべてのぼってしまったよ。
もう、なにも考えられない。
考えなくて、いいんだ。
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風車が、まわるよ。
遠くから吹く、風を受けて。
じんわり、愁いを含んだ風。
しっとり、悲しみを含んだ風。
ふんわり、優しさを含んだ風。
こんがり、情熱を含んだ風。
遠くの誰かが、送ってくれた風を、
一面にうけて。
風車は、今日もまわるよ。
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灰色の、もこもこした手をのばし、
熱病を運ぶ、梅雨。
カビをはぐくみ、虫を太らせ、
街の人たちの笑顔を、奪う。
--
「笑っていて欲しい人が、いるから。」
赤道まで続く、あの分厚い雲に向けて、
思いっきり、弓を引き絞り・・・。
七色の矢を放つ!
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・まず、比較的大きな星を、1個
用意します。
・高温で、星全体を焼きあげます。
(白い光を発するまで、温度を高める
のがコツです。)
・まんべんなく地表が、燃えるように、
ぐるぐる星を回します。
・あったかい光がとどくといいな~と、
いのりながら、周囲に星を配置します。
星全体が、太陽を中心に廻れば
成功です。
※(周囲に配置する星のサイズ、距離に
よって、星全体がうまく廻らないことが
あります。)
--
cf.(参考)
数億年~数十億年後に、
周囲の星に、生命が誕生する
ことがあります。
生命が誕生する条件は、大変厳しく、
希少なケースですので、生命誕生に
立ち会えたかたは、
ぜひ、星に生まれた生命を、あたたかく
見まもってあげてください。
あなたのつくった太陽に、生まれた命は、
みな、感謝してくれることでしょう。
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森の奥にひっそりたたずむ湖の中に、
月が満ちた日の深夜だけ、浮かびあがる
不思議な扉がある。
闇の中、月あかりに、ぽっかりと
暗緑色にうかびあがる、
エメラルドでできた、大きな扉。
その扉の向こうには、
扉を開けたものが望むものなら、
どんなものでも手に入るという、
不思議な空間が、ひろがっている。
扉を開ける唯一の鍵は、
二人の心からの願い。
扉に手をふれた二人が、同じものを
望まなければ、扉は開かない。
「ねぇ、キミは、なにを望むの?」
にっこりとほほえむ、
最高のパートナーと一緒に、
扉にそっと手をふれる。
エメラルドの扉が、
二人の未来を祝福するかのように、
音を響かせながら、開いた。
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雨は、草木を育てるよ。
耳を澄ませてごらん。
雨を両手で、すくうように、
葉っぱが、すくすく手をのばす。
そんな音が、聞こえてくるから。
--
雨は、人を育てるよ。
顔をあげてごらん。
焦りや、悲しみ、怒りなどを
みんな、流してくれるから。
--
曇り空をみていると、
気分が、沈みがちになるけれど。
雨は、そう、すてたものでも、
ないでしょう?
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きっかけと、結果ばっかりみていると、
経過が、すっかり見えなくなるよ。
短期的な収益ばかりに注目して、
「そのほうが、効率がいい」なんて、
いうけれど。
だけど、経過を無視したら、
成長することは、できない。
そして、成長しなければ、
競争社会じゃ、生き残れないんだ。
長期的な目で見れば、その場の損得を
大事に考えるよりも、
経過を分析して、成長することを
めざした方が、いいんじゃないかな。
目先の利益ばかりじゃなく、
経過だって、大切にしたほうが、
いいと思うよ。
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薄々だけど、予感は、あった。
「実感がない。」
「存在感がない。」
そんな、まわりの声は、
何度となく、耳にしていた。
--
「われおもう、ゆえにわれあり。」
そうか・・・。
ボクは、考えないから、
いないんだ。
そのとき、ボクはようやく自分の
置かれている立場を理解した。
--
だから、ボクの手はこんなにも
透き通っていて、
キミにふれようとしても、
すりぬけてしまうんだ。
--
焦燥感におそわれて、
必死に言葉をつくろうと、
口は形を刻むけど、
透明なボクの口からは、
言葉がでてこない。
キミに伝えたいこと、
たくさん、あったのに。
--
強い風が吹いた。
名残惜しむ暇もなく、
ボクの体は、すてられた
ビニール袋のように、
空へとうかび・・・。
そうして、消えた。
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静かな夜の上空で、
ひとりの乙女が、夢紡ぐ。
想いの糸を織りかさね、
コトンコトンと、夢紡ぐ。
「であい・再会・希望の夢が、
ほころぶことの、ないように。」
願いをこめて、夢紡ぐ。
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太陽の明るさが、
まぶしいときもある。
青、黄、緑、赤。
原色の、くっきりした湖を、
ぼんやりと見つめてる。
--
夜になり、月が湖面に、ひっそりと、
銀色の絨毯をひろげたら、
ひとりきり
月の舞台で、歌おう。
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青空に、濾されなかった薄紫の光が、
生きるものを、内側から焦がす。
青が壊れ、色あせた空なら、なおのこと。
ひりつく肌に、絶望的な気分になりながら、
空を、みあげたら・・・、
まだまだ空は、青かった。
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料理番組を見て、料理をつくろうと思う人と、
つくろうとせず、ひはんばっかりしてる人。
結構、きっぱりわかれます。
「最近、料理番組を見てもうまいメシを
つくれる料理人がいない。」
「料理番組で、オレの好きじゃない料理を
つくる、ひとりよがりな料理人には
飽き飽きだ。」
「あつくて、情熱的で、もどかしくなるぐらい
うまそうな料理を、食べてみたいものだ。」
そう思うなら、
自分でつくれば、
いいじゃない?
その結果、あたらしい創作料理が生まれれば、
みんな、よろこんでくれると思うよ?
失敗してもいい。
初心者だなんて、
言い訳しなくてもいい。
あなた独自の料理なら、
たとえ見てくれは悪くても、
よろこんでくれる人は、
きっと、いると思う。
だから、包丁、
にぎってみようよ。
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窓から外を見るキミのために、
潮騒の音を運ぼう。
よせては、かえす波の音。
こころ安らぐ海の音を。
窓から外を見るキミのために、
虹の橋を架けよう。
キミのこころが、自由に外へ
でられるように。
砂浜から、キミのそばへ、
大きな虹の橋を掛けよう。
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はじまりは、天文台で観測された
些細な月の軌跡の変化だった。
やがて、見あげる月は、
肉眼でも大きく見えるようになり、
「月が落ちてくるのではないか」
そんな噂が、瞬く間に世界中にひろがった。
「月が落ちる。」
それを人々が確信するまで、
さほど時間は、いらなかった。
現に月は、落ちていた。
最新のニュースでは、あと30分後には、
月は地表に激突する。
すでに砕けた月のカケラが、
膨大な量の流星となって、
夜空を彩っている。
地上では・・・、
地上では、虐殺や略奪。
逃げまどいパニックになる人々。
地球上に、逃げ場所なんか
ないというのに。
地獄絵図をまえに、いったい、
なにを祈ればいいのか?
そうこうするうちに、火球はどんどん大きくなる。
かつて、夜空にやさしい光を放っていた月が、
赤い空となって、落ちてくる・・・。
「願わくば、あたらしい世界では、
誰もが、笑っていられますように・・・。」
祈りは、とどいてくれるだろうか?
・・・・・・・・・。
・・・今、月が墜ちた。
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考えなければ、つかれないけど、
つかれないと、達成感は得られない。
なやんだり、苦しんだり、つかれたり。
困難があるからこそ、
やり遂げたときの気分は、
格別になる。
何かが、うまくいかないときは、
そんなふうに、だまされてみよう!
きっと気分が、軽くなると思うよ。
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未知のことに、でくわしたとき、
不安になる。
最悪の事態を、想像してしまう。
そんなことが、あるかもしれない。
だけど、大丈夫だよ。
現実は、いつも甘くはないけれど、
想像しうる最悪の事態よりは、
いつだって、ましだから・・・。
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まいにち、まいにち寝てるというのに、
今日もまた、眠ぅ~くなるんだ。
朝起きて、それまでいっぱい寝ていたというのに、
やっぱり、まだまだ眠いんだ。
一日の4分の1を、寝て過ごすだなんて、
もったいないなぁ~、とは思うけど。
やっぱり、もうちょっと、寝たいんだ。
少し気はひけるけど、
ここは、昔の人にならって、
春のせいに、しておこう。
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無意識のうちに、キンチョウしているのかな?
体のあちこちが、カチコチに、こってるね。
クラゲみたいに、力をぬいてみようよ。
ザザーッと、押しては返す、波にまかせて、
月のうつる夜の海を、
プカリプカリと、ただよってみよう。
こころごと、とけて、やわらかくなるよ。
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燃えることない岩さえも
溶かす、マグマの高熱は、
地下で、熱を蓄えて、
大地を裂いて、ぐつぐつ沸きたつ。
たまりにたまった激情よ。
希望や情熱、力にかわり、
冷めたこころを、割り裂いて、
マグマのように、沸きあがれ。
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とくに、どうということもないけど、
何となく、こころが重いんだ。
暗いニュースに当てられたのか、
ちょっとしたストレスがたまってきたのか、
原因は、はっきりしないけど。
雨を含んだ、雲みたいに、どんよりしてる。
こころに明るさを取り戻すために、
少しでも、太陽に近づくために、
風船、こころに、たくさんつけて、
空高く、とばそう!
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気持ちの切り替えなんて、
そう簡単には、いかないよ。
「できるだけ、考えないように」とか、
「他のことを、たくさん考えよう」とか、
そういうやり方で、なら、
かろうじて、できるけど・・・。
「オンとオフ」、二つのスイッチで、
割り切れたら、楽なのになぁ~。
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青空にそびえる大きな城郭。
高い門を押し、一歩足を踏み入れれば、
足もと、一面にひろがる、
敷き詰められた花だ。
これだけの庭園を維持するなら、
人手がずいぶん必要だろう、と
思うのだけれど・・・。
人の気配は、全くない。
耳を澄ませると、虫の音、鳥の声、
川のせせらぎ。
視界には、およそ考えられる、
すべての色彩の花だ。
風にのり、ささやかな花の香りが、
ふわっと、ただよう。
あまりに明瞭で、
現実ばなれした景色。
いきつかれた者が、たどり着く、
こころの楽園。
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見える景色に飽きたなら、
音を、たよりに歩こうか。
目を閉じて、耳を傾けると、
エンジン音に、風のゆがむ音。
ブレーキ音に、タイヤのすり減る音。
いろいろな音が聞こえてくる・・・。
地下道に、はいれば、コツコツと
足音が、コンクリートに反射する。
不安をかき立てる、音の世界。
道しるべは、鼓動だけ。
耳を澄ませ、できる限り、
やさしい音を探す・・・。
あの人の鼓動を、たよりに、歩こう!
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あったかい光が、ほしくて、
黒いシートを、ひろげたら、
たくさん、あかりが採れました。
ポゥッとうかぶ、暖色の光球。
こぼさぬようにシートにくるみ、
そーっと、そーっと運びます。
たくさん、たくさん採れたので、
あかりをくばり歩きます。
こころにポカポカあったかい。
あかりのカケラをくばります。
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理不尽で、納得いかなくて。
でも、なにも言えなくて。
いじけたって、はじまらない。
現状に、納得がいかないのなら、
努力して、のぼりつめるしかない。
わかってるけど、部屋の隅っこで
いじけたくなることが、あるんだ。
だけど・・・。
いじけると、かえって惨めになるから、
おちついたら、深呼吸して前を見よう。
おちつくまでは・・・、
今だけは・・・、
月を見ていてもいいよね?
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いきものと、無生物。
厳格に線引きするなんて、できないよ。
爪や髪は、切られたとき
命を失うの?
命は、ものすごい確率と、
危ういバランスの上に、
成り立っているんだ。
もうすこし、自分のことを
大切にしても、いいと思うよ。
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炎だ。炎を売るよ。
白い炎。永遠の炎だ。
絶えることない、その炎は、
星のように、夜空を照らし、
離れた人に、光を届ける。
--
炎だ。炎を売るよ。
青い炎。叡知の炎だ。
科学に裏打ちされた、あたらしい炎は、
天高く燃え上がり、
暗い未来に、希望をもたらす。
--
炎だ、炎を売るよ。
赤い炎。情熱の炎だ。
勢いよく燃え上がる赤い炎は、
太陽のように、高熱を放ち、
冷え切った心を、芯から焦がす。
炎だ、炎を売るよ。
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お元気でしょうか?
あなたが、村をでてから
こちらの景色も、少し変わりました。
--
曇り空を裂くように、
雲間からは、幾筋もの光の束が
川へと降りてきます。
川底をなめらかに伝うその川は、
太陽の光を反射し、虹色に光ります。
--
川には、ぷかぷかと魚がうかび、
光をキラキラ反射します。
--
素敵な景色で、うらやましいね、ですって?
「いいえ、そうではありません。」
--
工場からの廃液で、
油膜が、ひろがる、
虹色の川、
ですから。
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冷たく光る、怜悧な刃先。
波のように乱れる、なめらかな刀身。
手に取る刀は、ずっしり重い。
背にまとった、「迷い」や「悩み」。
思い切って、両断しよう!
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「なにが起こるかわからない」、
そんな明日に、
おびえながら過ごすよりも、
やるだけやって、晴れ晴れした
気分で明日を迎えたいものだね。
--
しあわせをきめるのが、
自分の心だというのなら、
目の前にある、ちいさな
「たのしい」や「うれしい」のかけらを、
たくさん、大切に集めないとね!
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やさしい人に、いつも、
助けられてきたけど。
自分一人では、きっと
壁、こえられずにいた。
いつか誰かのロープに
なるために、大人になろう。
つらい気持ち、飲み込んで。
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今は、黙っていよう。
うかない心のまま、はなった言葉は、
どこかで、誰かを傷つけてしまうかも、
しれないから。
--
言い訳や、凶暴な言葉を閉じこめて、
今はただ、黙っていよう。
そうすれば、傷つくのは、
自分一人で、すむから。
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街から見る空は、
いつでも、肩身狭そうに、
ビルの間で、ひっそりしてる。
たまには、街はずれの
小高い丘にすわって、
360度、ひろがる夜景を見よう。
いつもは、暗いと思っていた夜空。
今日は、とても蒼く見える。
絶えることない、街あかりにつかれたら、
ゆっくりと、とてもゆっくりと動く、
星空を眺めよう。
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昨日できなかったこと、
やっぱり、今日もできなくても、
必ず、何かをつかんでみせるよ。
昨日の自分よりも、少しでも
成長することをめざして。
不器用で、他の人より要領は悪くても、
失敗が多くても、
失敗から、何かをつかんで、
次に生かしてみせるよ。
いつだって、成長を目指すんだ。
雨後の竹の子みたいに。
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人間の居住区が、大型アーケードで
隙間無くおおわれた、あの年より
少し後、
化学物質で汚染された「外の世界」に住む、
生き物は死滅した。
アーケードの中は、人工光で満たされていて、
黒い雪も、灰色の空も、強烈な紫外線も
アーケードの中には、どんな影響も及ぼさない。
養分から、二酸化炭素の量まで、
厳密にきめられた桜は、
一年中枯れることなく咲き続けるんだ。
食用の動物と、観用の植物。
管理されたものだけが、いきられる社会。
権力者は、理想郷というけれど。
私はやっぱり、味気ないと思うよ。
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/お花見のあとに/
風。
風が吹いた。
楽しかったお花見。
花をみる人たちの嬉しそうな顔。
お別れの時が、こんなにも
早くやってくるなんて。
名残惜しいけど、そんな顔しないで。
ボクらは、もう散っちゃうけれど、
来年になったらきっと、
ボクらの仲間たちが、
またキミと、であえるはずだから・・・。
だから、悲しそうな顔しないで、ね。
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絵の具は、まぜると、
どんどん黒くなっていくけど、
光は、まぜるとあかるく、なるんだ。
一つ一つは弱い、星あかりも、
あつめたら、ほら。
きみの顔がみえるぐらいに、
あかるい。
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イヤな色が重なって、
こころが暗くなっちゃったのなら、
楽しいこと考えて、
こころの光を、あつめてみようよ。
一つ一つは弱くても、
いくつかあつめたら、ほら。
笑顔が、もどるかもしれないよ。
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晴れた空、あたたかい日差し、
冷たい風を切るように、自転車で進もう。
なだらかな坂をくだると、桜並木が見えてくる。
植えられてまもない、まだ細い桜。
お花見する人を、ワクワクしながら待っているような、
こども桜が、一面にひろがっている。
桜は今は、七分咲き。
お花見する人も、まだいない。
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飽食の国を、旅していたときの話。
この国では、「飢え」や「渇き」を売る店が
大繁盛していた。
将来に希望を見いだせない人々の特効薬として、
数年前から「飢え」と「渇き」が、
ブームになっているらしい。
最近、あじけなさを感じていたボクは、
何となく、「飢え」と「渇き」を手にとってみた。
横で見ていた親切な人が、
「なぁ~に、あわてて買わんでも、数年もすれば、
大暴落して、どの家にも行き渡るから、
まっときなさい。」、
と、教えてくれた。
いけない!
机の上で、寝てしまっていたみたい・・・。
テレビからは、耳障りな声。
聞こえてくるのは、飢えと渇きのマニフェスト。
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火薬のように、危険な匂い。
目を開けると、大きな爆弾がおかれていた。
説明書をみると、こんなことが書いてある。
「これは、心のもやもやを、吹き飛ばす爆弾です。
イヤなこと、ストレス、悩み事、つらい記憶を、
跡形もなく、ふきとばして、くれるでしょう。」
名も知らない誰かが、用意してくれた、
こころの爆弾。
ドーン!と大きなおとがして、
こころがスッキリすれば、成功。
さあ、こころの導火線に火をつけよう!
ふるえないで。大丈夫だよ。
目を凝らして、・・・耳を澄ませて。
よういは、いい?
3、
・・・2、
・・・・・・1、
0
!!!!!!!!
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むかしむかし、夜をとてもこわがる人が、
世界から、夜をなくす電球を発明しました。
「夜がなければ、一日中休むことなく
奴隷たちを、働かせることができる。」
そう思った権力者たちは、大変喜び、
電球を発明した人に、報奨金と勲章を与えました。
でも、電球を発明した人は、
少しも幸せには、
なれなかったんだ・・・。
よかれと思ってした、発明の結果が、
たくさんの人の労苦を強いる結果に
なったのだから。
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休むときぐらいは、日頃のイヤなこと、
ぜんぶ、すみっこの方へ、押しやって。
軽やかな気分で、休みたいものだね。
必要なとき、きっちり集中できるように、
今はただ、ゆっくりと眠ろう。
月の光にてらされた、星空のベッドで。
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赤い夕陽も、
次の日の青空を、信じられるなら、
さみしくは、ない。
夜が来て、気温が冷え込んでも、
あしたは、まだまだ、暖かくなるよ。
未来を信じられるなら、
さみしくなんて、ない。
さみしくない夕暮れも、いいものだよね。
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高い音に重点を置くか、低い音に重点を置くか、
たったそれだけで、全く別の曲に聞こえる音楽。
ほんの少し、帯域を変えるだけで、
まったく違うものが、浮かびあがる。
世界は、重層化されたハーモニー。
どんな高性能のヘッドフォンでも
全部の音は拾えない。
どこに中心を持ってくるかで、
見えるもの、見せられるもの、伝えられるものは、
全然違うんだ。
高音域のセッティングじゃ、重低音は伝わらない。
きっと、すれ違いというのは、こういうこと。
重層化されたハーモニー、忘れないようにしたい。
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青い背景に、白い雲を薄く溶かしたような
春色の空。
目線を落とせば、大きな木々が見える。
太い幹、生命力あふれる深緑の葉。
白い雲に、ピンク色の花々を塗り重ねたような
春色の木々。
パステルカラーの景色、あったかい日差し。
今日はここにレジャーシートをしいて、お昼にしよう。
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渋滞した夜の高速道路からは、
いろんな人の負の感情、
ものすごい数の、Warning messageが、
伝わってくるんだ。
一刻も、早く着かないといけないのに。
気持ちばかりが急いてしまうけど、
祈るような気分で、
黒い夜景に映し出される無数の赤の警告を
ひとつひとつ、さばいていく。
渋滞・渋滞・大渋滞!
へろへろになりながらも、
だけど、なんとか、かえってこれた。
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しあわせか、どうかは、
いつも自分の心が、きめる。
そう聞いたから、
「ボクは、しあわせ!」
そんな、思いをこめて、
しゃぼん玉を、とばそう。
空には、大きな、しゃぼん玉。
風にゆられて、ふわふわうかぶ。
とっても綺麗だったけど。
だけど、ひとつじゃ、さみしいから。
こんどは、ストローの先を、わりさいて、
たくさんのしゃぼん玉を、とばそう。
「みんな、しあわせ!」
こんな願いをこめて。
空に、たくさんのしゃぼん玉。
虹色、七色しゃぼん玉。
うれしそうに、ぷかぷかうかぶ。
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「最近、てんぐ巣病っていうのが、
はやってるんだって。」
「こわいね~。」
「もうそろそろ、ボクらを見ながら
たくさんの人が、えんかいする時期だよね。」
「うんうん、にんげんって、
結構かわいいところ、あるよね。」
「もう、咲いちゃっても、いいかな~。」
「ダメダメ、ダメだよ。
まだまだ、風が強いから、
今咲いたら、いっしゅんで散っちゃうよ。」
「お花見できずに、みんな散っちゃったら、
悲しむかなぁ~。」
「うん、きっと、悲しんじゃうと思うよ。」
「はやく、みんなの笑顔が見たいな~。」
「桜みょうりに、つきるよね!」
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「寝るのがもったいない」なんて、いうけれど、
ときには、早く寝るのも、いいんじゃない?
こころの奥から、からだの先まで、
たっぷり、元気を貯えようよ。
朝起きて、最高に晴れた青空を、
最高の気分で見られたら、
早めのおやすみは、
とっても、有意義だって、
きっと、思うよ。
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ついに、旅立ちのときがきた。
まだ見ぬ世界、大海原に思いをはせる。
帆を張り、強い風に押されるように、
無数のヨットが、岸から海へ旅立っていく。
波はとても高いけど、大丈夫だよ!
きみの設計した船は、そう簡単に沈んだりしない。
風強く、波高くとも、視界は良好。
さぁ、碇を上げて、海にでよう!
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高い志をもって、のぞむこと。
「自分の手には、負えないんじゃないか?」と、
うすうす気づいては、いた。
大きな壁を前にして、とても悔しい決断を
せまられることもある。
途中で、投げ出すことが、
最初からなにもしないのと、同じだなんて、
思いたくは、ない。
この失敗から、なにかをつかんで、
必ずいつか、乗り越えてみせる。
なにをつかんで、なにをいかすのかを、
見極めるために・・・、
今はただ冷静になろう。
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けんか するほど、仲がいいって言うけれど。
お互いのこと、尊重して、
わかりあおうと努力する。
できないことは、なんでできないのか、
きっちり、がんばって説明する。
いつもそうしていたら、きっと、
けんかは、防げると思うんだ。
けんか するほど、仲がいいって言うけれど。
けんかじゃなく、言葉で、伝えあいたい。
けんか するほど、仲がいいって言うけれど。
やっぱり、あなたには、笑っていてほしいよ。
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みんなが寝静まった頃、
草木はそっと、芽を伸ばす。
みんなが見てないうちに、
草木はそっと、葉をつける。
「咲くときぐらいは、ちゃんとみてよね。」
それが草木からの、お願いです。
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川がある。
急流の川だけど、
流れにのる方法は、
たぶんある。
ためらう人も多いけど、
ためらってたら進めない。
うまく流れにのれたなら、
海にたどり着くことが
できるかもしれない。
流れにうまくのれなかったら・・・。
考えたくもないけれど、
絶望的な水圧に耐えなければ
ならないだろう。
流れに抗えば、砕かれて、
細かいものは、流され、沈む。
権力者の場当たり的な治水が生んだ、
絶望的な急流。
生きる希望を根こそぎ奪う、
人生の川。
「つないだ手、しっかりと握って!」
勇気をだして、海をめざそう。
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ひどい目にあって、困ってたんだ。
ひとりで乗り越えるのは、難しいって思ったから、
まわりの人達に助けて、ってお願いしてみた。
だけど、まわりの人たちは、損得ばっかり考えて、
「自分の得になるなら、手をさしのべてやってもいい。」
っていうんだ。
なんだか、すごく悲しかった。
自分でためしもせずに、誰かに頼るのは、まちがっている。
そう思って、ひとりで立ち向かってみたけれど、
やっぱり、うまくいかなくて・・・。
あきらめかけたとき、
遠く離れた街の、名も知らない誰かが、
なにも聞かずに、手をさしのべてくれた。
ほんとうにうれしくて、ありがたくて・・・、
そういう人に私もなりたいって、
こころから、おもった。
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